少し前に遡ろう
元職場のポートマフィアも
現職場の武装探偵社も
私の事を裏切った
違う
あの世界の人間全員が私の敵になった
街に出たら後ろ指をさされ
出勤をしたら酷い扱いを
ポートマフィアと魔人らは私を殺しに掛かる
組合は居ないものとして扱ってきた
全てが嫌になって
私は限界が来たと同時に死んだ
皆私の死体を見て謝ってた
もう遅い
貴方達のお陰で変われた私は
貴方達のお陰で戻った
そして気がついたら扉の前に立ってた
白い扉と黒い扉
黒い扉には鍵がかかってて白い扉しか入れなかった
気がついたら生まれ変わってた
嫌だった
苦しかった
個性持ちの世界で私は異能持ちだった
私は異能の問題で面を付けてた
ある時面が無いときに呪言師が術を使った
幼い時からだった
喋れなくなった
私はやっぱり人が嫌いだった
其れを変えてくれたのは雄英高校の先生達と
後輩の1-Aの人達だった
おにぎりの具かプロヒーローからコピーした個性で話すしかできなかった私を受け入れてくれた
味方だって言ってくれた
嬉しかったけど
満たされなかった
殺しはしない
でも呪霊でストレス発散してた
2年になったときも私のクラスは一人だったから
暇なときは呪霊で遊んでた
一か所の高校で呪霊の気配がしたからそこに行った
今日は公安で疲れてたのに
白い髪に目隠しを付けた男性に高校に連れてかれた
はぁ…
憂鬱だ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。