いつからだっけ
私が国にも
政府にも
ヒーローにも
絶望して
嫌悪して
殺したいほどの憎しみを抱いたの
殺せんせーを
恩師を殺そうとした国が
恩師を悪者にしようとした国が
大ッキライで仕方ない
殺せんせーを活かしてもらうために私は国に掛け合った
許可が出たが交換条件があった
私が公安に入る事
私がヒーロー免許を取ること
余り外と連絡を取り合わない事
私の自由を奪う代わりに殺せんせーを生かす
私の自由か
殺せんせーか
選ぶのは殺せんせーだ
公安に入ろうが免許を取ろうが外と連絡を取れなかろうが
ヒーローも国も政府も全部嫌いな事には変わりない
本当にいつかぶっ殺してやる
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!