第406話

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2021/06/15 12:37
唐突に言おう、私は嵌められた

この女が私が切りかかったと真選組の奴らに言った

結果、選ばれたのは女だった

暫くして、私は真実を教えた

女が攘夷浪士だと言うこと

スパイだということ

私を嵌めたと言うこと

そして私は辞表を左手に

刀を右手に持ってV字前髪の相棒に刀を向け

「相棒だと言っていたくせに

あの女に騙された途端私を隣に置かなくなったお前が

嫌いだ」

と茶髪の弟分に

「あなた姉と慕っていたくせに

あの女が切りかかられたといった途端

私を本気で殺そうとしたお前が大嫌いだ」

と大将に

「私を拾ったくせに

あの女の言い分のみを信じて

私の話を聞かなかったお前が憎い」

と天に刀を向け

「私の大切な人を奪った癖に

私を政府の犬に成り下がらせた癖に

私を弾いたこの政府が殺したいほど憎い」

そう言って辞表を近藤さんに叩きつけた

そして私は同じ学び舎で学んでた仲間の船に

鬼兵隊に入った

…やはり、政府は大嫌いだ

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