第15話

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2019/01/19 00:55

仕事に行ってメイク室に向かう。
その向かう途中に
SexyZone様の文字

ここ。勝利達の楽屋か。


会いたくないな。
でも会いたい。
けど会いたくない。


はい。今日は何しに来ましたか?
そうです仕事です。


メイク室に向かった


撮影が終わって次の撮影までの休憩時間、喉が渇いたからジュースを買いに行った


無意識に彼のよく飲んでいたジュースを押していた。


しかも間違えて癖で2つ買ってるし。馬鹿すぎる自分。


これどうしよ。途方にくれてると後ろから知ってる声がした

「あ!あなたちゃん!!」


振り返ると聡ちゃんだった。


「今日何?撮影?」

「うん。そーだよ。」

「まだ元気ないね。」

「え、?全然!?元気モリモリ笑

...まぁ強いて言うなら朝の聡ちゃんからの電話かな。笑」

「ねぇごめんって笑

でも無理しなくて良いんだよ」


次の瞬間ふわっと抱きしめられた。
そして優しく頭を撫でられた


「聡ちゃん?泣かせにきてるでしょ笑あいにくもう泣かない。人前で泣くなんて絶対しないよ。」

「俺の前ではいいよ。頼りないのかもだけど(笑)」

「あ、根に持ってるんだ笑冗談だから笑笑頼りになるよ?聡ちゃんも」

「迷惑なんて考えないで泣きなよ。俺がそばにいる。」

「え、何聡ちゃんイケメン笑でもこの後も撮影だから迷惑かけまくりじゃん笑」

「あなたちゃん。茶化さないで。あなたちゃんが人を思いやるところ好きだけど空元気なとこ見てて辛いよ。
せめてさ、俺だけには素直な気持ち見せてほしい。」


そんな聡ちゃんの真剣でまっすぐなことばに一瞬ドキッとした。


「え、ごめん。じゃあ今度話聞いてね。今日は仕事だし笑」


腕の力が緩まり聡ちゃんと離れる私。

聡ちゃんの表情は真剣だった。


「いつでも言ってね!!」

そういって優しく頭を撫でられた。

聡ちゃんの目線が私の手元にいく

「あ、これね。間違えてつい癖で勝利の分まで買っちゃったの笑」

「あなたちゃぁぁぁぁぁぁん。」

今度は半泣きで抱きしめてくる聡ちゃん。

「ちょ笑笑聡ちゃん笑笑」

そんな聡ちゃんをみて笑ってしまった。

「ねぇそれ俺がもらってもいい?」

「いいよ笑」

私から離れ、ジュースを受け取る。

「ありがとう!!!なんか今度お礼するね!!」

「いいよ別に笑」

聡ちゃんはばいばーいって大きく手を振りながら楽屋に戻っていった。

それから撮影を全て終わらせ家に帰って寝た。

久しぶりに楽しみ夢を見た
セクゾのメンバーにかこまれ、笑ってる勝利とその隣で私が笑ってる夢。

そうちゃんのおかげだ。

また目覚めたら泣いていた。

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