第10話

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2019/12/13 17:25
キムソクジンside
今日はあなたに助けられた
そこは本当に感謝している
でも俺はアイツを認めない
反日か何だか俺は分からないが
俺は"日本"が嫌いで
昔から両親に日本は悪い国とだけ教えられて来た
だから"日本"が嫌いなんだ
日本人のアイツも嫌い
俺らがいくら暴力振っても
何も反応しないアイツにムカつくんだ
でも俺は1つ疑問があった
何故アイツは俺らを庇う?
マネージャーや社長に言えば終わることなのに
何故俺らを庇うために最善策を考える?
苦しくないのか?
悲しくないのか?
なんて俺がアイツを気にするなんて
俺らしくねぇよな
考えるのはもうやめだやめ
俺はキッチンに行ってメンバーの夜ご飯を作り始めた
グク
グク
ねぇヒョン今日のアイツも安定の気持ち悪さでしたよね!早く辞めればいいのにな
ジン
ジン
辞める…
俺の脳はフル回転した
グク
グク
ヒョン?
そうだ辞めればいい
今までも日本人のメイクスタッフは
1週間足らずで辞めていった
辞めればいいのになんで
ジン
ジン
なぁグガ
グク
グク
何ですか?
ジン
ジン
アイツさ…あんなに俺らに殴られての繰り返しなのに辛いなら辞めればいいのになんで辞めないんだろう…ましてや俺らを庇う可笑しいと思わねぇか?
グク
グク
それは思いましたけど好都合ですよね…俺らにとってストレス発散がアイツで出来るんですよ
相変わらずグガは怖くて
でもその考えも一理あるなと思った
俺はこれからとずっとアイツがボロボロになるまで虐めるんだろうな
そう思いながら料理を着々と作った

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