私は切った後キチンと自分の血を処理して昼ご飯を食べる為にリビングへ向かった
でも今思うとBTSさんの暴力だけじゃ足りない気がしてきた
あの頃みてぇに親に虐待されたり
生徒に虐められたりしたくなる自分
やっぱり重症なのかもしれない
1日何回こんな事を思うんだろ
私は昼飯を食べながらそう思った
私の本性は誰にも知られちゃいけない
本当にそうなんだろうか
知ってくれた方が気持ち悪いと思い込んで暴力を振ってくれるのかな?
それか私と関わらなくなるのかな?
関わらなくなるのだけは絶対に避けたい
だから私の本性は誰にも言わない
言えない…
私にDV彼氏がいたらなぁ…笑
人生はどんだけ楽だったんだろう
今はBTSさんを大切に思うしかなかった
こんな私を死から救ってくれるのは彼らだけ
彼らがいなくなったら
私はもうこの世にはいなくなってしまう
だから私は手を合わせて
神様に伝わるようにこう言った
てね
馬鹿みたいそう思う人もいる
だけど
これが私の生きる唯一の理由だから
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!