第6話

Five
160
2019/03/03 04:34
あなたside











私は生まれて初めて舞踏会というものに来た
しかも仮面舞踏会に






私の身分は村人 【誕生日なんだから!】と家族が一生懸命働いてドレスなどたくさん用意してくれた












『わぁ、凄い·····』








中に入ると綺麗なシャンデリアや楽しそうに踊っている男女が見えた









でもいざ中に入るとどうすればいいか分からない







『どしよ·····』









どうすればいいか分からなくなりベランダに出てみた








そしたら「あなた」がいたんだ









あなたは夜空を見ていた






そして勇気をだして声をかけてみたんだ










『踊らないんですか』










あなたは「何が楽しいのかわからない」と言った











それからダンスをして 外に出てたくさん話をして あなた の事をもっと知りたくなった










でも時間は止まってくれなくて12時になってしまった











『もう12時·····』








「そうだね」







『私帰らなきゃ、』




『素敵な夜をありがとうございました』





本当はここに居たい あなたのことをもっと知りたい











「待って!!」








「せめて名前だけでも教えてくれないか」







『それは無理ですよ ルールを破ってしまいますよ、』














「君に会いたいんだ、」












『·····』







私もあなたの名前を知りたい もっと話したい
そばにいたい·····
でもその気持ちを押し殺して








『私を探してください そうすれば 必ずまた会えます』










私は信じていた またあなたが私に会いに来てくれることを









だって

























あなたに恋をしてしまったから














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