高橋side
アイツとはアイツのこと。(は
昨日、次撮影するところの確認を
あなたがいないからと代わりにやったアイツ。
嫌やったから台詞を言って
早めに合わせようと思っていたのに
本来なら、あなたの役名を言うところを
アイツに圧をかけられたせいで
アイツの名前を呼んでしまった。
その後保健室に行くと何故か
あなたの代わりにアイツがいて
そして結局、今日の撮影では
あなたに避けられて一回も喋れなかった。
なにこれ、下手したら振り出しに戻ってへん…?
喧嘩してる時みたいやんか…
次の撮影はあさって。
明日は大橋くんとYou○ubeの撮影やし…
あさって、あなたは普通に戻ってるんかな…?
ちゃんと喋れるんかな…とか考えていたら
ガチャガチャッ、と急に玄関からそんな音が聞こえて
こんな夜に急に開くとか泥棒かと思って、
TVを見ていたからリモコンを片手に
玄関に行けば
今日話したくてたまらなかった人が、
玄関に立っていた。
羽白side
玄関を開けて家の中に入ると
リモコンを片手に玄関に立っている
高橋の姿があった。
は、可愛すぎだr((
とりあえず家に帰ってきたんだからそう言えば
急に高橋の匂いが沢山して、
顔に当たる髪の毛。
その時初めて
高橋に抱きしめられてるって理解した。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!