私と君が付き合って、初めての喧嘩は凄く小さい事だったね。
私が一方的に怒っていたのだけれど君は凄く謝っていたね。
喧嘩の発端は一緒に、帰らなかっただけなのに…
君は猪苗代に住んでいる友達と一緒に帰って猪苗代に遊びに行っていたね。
私は別に一緒に、帰る約束してた訳じゃないとおもっていたから、どーでもよくなってしまったけれど、友達にも凄く謝られたのを覚えている。
でも、私は意地張って大丈夫だよと言ってしまった。
君はめちゃめちゃ謝ってくれて、正直可哀想になるぐらいだった。
私はもういいよと言ってLINEをおしまいにしたね。
これから沢山喧嘩するなんて思ってもみなかったね。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!