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第7話

Ocean blue
車に乗って音楽を聴きながら、いつもと変わらない街並みを眺めて…

大きな看板。でかでかとした広告は、深海のように深い青色で埋め尽くされていた。

何が伝えたいのだろう、今時はこんな広告もあるのね。

まるで…まるで今の私みたい

いっそのこと、あの青色のように深い海に沈んで行きたいよ…

地平線に暮れなずむ緋色。
もう少しで夜になる…昨日とは違う、1人ぼっちの寂しい夜。

むしろ今はこれでいいの

お願い、もう私を照らさないで。月の裏側に隠してよ……
ソラ
ソラ
〜〜♪
マネージャーさんも、きっと分かってて私に話しかけないんだろうね

気まずい沈黙がクドく感じるけど、話しかけられたところで…って感じだから

今はこれでいい。

鼻歌を口ずさみながら、外を眺めていると気がついたら自宅前についていた。
ソラ
ソラ
はぁ…やっと帰れた
ソラ
ソラ
ビョリ…
ガチャッ


昨日、ビョリは私と同じここにいて

玄関でハグをした。キスをした。


思い足取りで部屋に入る。


そう、昨日ここでご飯たべて
ビョリの笑顔を眺めて
洗い場で些細なことでぶつかって
結局、ソファーに行って仲直りしたんだっけな


私はそこで1人でご飯をたべて
通知が鳴り止まないスマホから逃げるように置いて
誰にも邪魔されず食器を洗って
1人で広々とソファーを独占してる。
ソラ
ソラ
くんくん……あ。ビョリの匂いする
ビョリ、いつもこんな気持ちなのかな

私が今ビョリの匂いを嗅いで安心するように、
ビョリも私の匂いで……興奮、するんだっけ

気持ちは分からなくもないかもしれない。

ビョリの匂いが染み付いた毛布を嗅ぎながら、気が付いたら私の右手はパンツの中にするすると入っていった。

ソラ
ソラ
んん…

もちろんビョリのほうがいいけど

ビョリの手つき、身振りから目つき、私を呼ぶ声、囁き…

細かく昨日の記憶を辿って、ビョリが触ったところをなぞるようにクリクリといじる
ソラ
ソラ
ふっ…ぁ…
どんどん足先から感覚がふわふわとしてきて、

自分でするときは自分の好きなようにできるからもう限界がきていた

そろそろ…そろそろ…っ





プルルルルルッ
ソラ
ソラ
…もうなに!いいとこだったのに…
ソラ
ソラ
…もしもし?
ムンビョル
ムンビョル
もしもし?いきなりごめんね。月末暇してる?
ソラ
ソラ
仕事だけど…それがどうかしたの?
ムンビョル
ムンビョル
そうなの…いや、ライブはヨンに見てほしかったから
ソラ
ソラ
お、期待していいやつ?
ムンビョル
ムンビョル
ふふ…みてからのお楽しみだよ!
ソラ
ソラ
当たり前!見るに決まってるじゃんか
ムンビョル
ムンビョル
感想楽しみに待ってるよ!練習頑張っちゃうんだから〜💪
ソラ
ソラ
うん!無理は禁物だからね
ムンビョル
ムンビョル
もちろん。そこそこ頑張るよ、そこそこ笑
じゃ練習戻っちゃうから切るね?出てくれてありがとう!
ソラ
ソラ
うん、いってらっしゃい!
プツッ



おかしいと思わない?

私の気のせい?

だって、もう、電話切るときに愛してるの言葉も聞かなくなったよ今や…

どこに行ったんだろう。

途中だった事も今更やる気にならなくて、私は全てを誤魔化すように布団に入った。


どこからだろう。

聞こえてくるクラシックの音楽。
オルゴールで仕上げたのがまた、私を憂鬱にさせるよ。


もういい。悩むのにも疲れたよ。
目をつぶって、朝を迎えた頃にはどうせいつも通りなんだから


こんなことに労力使わないでおこ。