私、高校一年生の浜辺陽菜。
一般家庭とは異なる浜辺一族に生まれました。
いつもと変わらない朝...ではない。
今日から高校が始まる。
陽菜は浜辺一族というだけで今まで周りからは避けられていた
いつもこんな感じ。
家族揃って出かけたことなど一回もない。
高校でも中学のときのように、孤独な生活が待ってる。
別に友達なんかいなくても生きていける。
校門を通った
すると
ひそひそ話はもう慣れていた。
中学生のときはそれ以上のことをされていたから。
陽菜は一人呟いた。
そして思った。高校でも大変なことがおこらないように大人しくしていよう。と。
2話へ続く⏩
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!