この一言で陽菜の頭は
完全ショートした
龍太郎の走り去る音を聞きながら
陽菜は呆然としていた
放課後
大貴は陽菜の姿を見つけて声をかけようとした
すると
龍太郎が陽菜に声をかけた
二人が何かを話している
そしてどこかに行こうとしたのだろう
二人並んで歩き出した
不思議に思った大貴は
二人に声をかけた
二人が同時に振り返り
気まずそうに目を逸らした
陽菜が口を開けた
二人の関係はどんなもんなんだろう
と
大貴は思った
怒りのこもった大貴の声に陽菜と龍太郎は戸惑った
ここで大貴は我慢の限界だったのだろう
狂ったように嫉妬をあらわにした
腕を掴んで陽菜を抱き寄せた。
首に手を回して逃げられないように強く捕まえた
身長差が激しいため、陽菜は逃げることができない
逃げようとするも
これからどうなるんだろう
続く⏩
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。