あなたside
なんやねん!!今日はイライラすることばっかりだ!!なんて日だ!!()
シェルターに戻ってから暫く焚き火のそばに座っていたんだけども、急にトランクスがガタイの良い男2人を連れてやって来たかと思えば、ブラックのことを聞きたいとか言ったんだぜ!
でもここまでは全然問題ないんだ!いずれ聞かれるだろうと思ってはいたからな!!だけど問題はこっからなんだよ!!
トランクスの後ろにいた男2人のうちの1人が「ブラックとつるんでるんじゃないか」とか言い出したんだぞぉぉぉぉぉ!!許すことは出来ぬゥ!!誰か知らんがまずお前から血祭りにあげてやる(物騒)
そう思い、取り敢えず男の弱点を思いっきり攻撃してやったのだが。確かに話すのを渋るような態度をとってしまった俺にも否はあるだろう。
だけど、考えてみ?さっきまでに俺が経験した顛末を話したところで、信じてもらえんのかこんな話?
________屋上からゴミ箱蹴り落としたらブラックに当たってしまい、殺されると思って逃げ惑った挙句、ホースの水ぶっ放して帰って来たとか信じてもらえんのか???(宇宙)
確かにトランクスは優しい奴だ。後ろの男2人については分からんが、1人は最悪だ!!こう言う奴は、俺の話をいの一番に疑うに違いない。話してる途中なのに割り込んで、ツッコミに見せかけたただの自論を展開するタイプだな!?(偏見)
と考えると尚更話しにくく、何も言うことが出来なかった。そんな俺の様子を見かねたトランクスは、申し訳なさそうな顔をして口を開いた。
思わず歯を食いしばった。トランクスは今、俺がブラックに遭遇したことであまり良くない精神状態になっていると思ってしまっている!
一言叫ばせてくれ………そんな風に言われたら余計に話せねぇよおおおおお!!今は君の優しさが痛いぜトランクス!!
完全に状況がア◯ジャッシュのコントと一致してしまっている地獄のような状態と化してしまった。もうダメだ、おしまいだぁ…(白目)
これからマジでバカみてぇな話をしなきゃならないのかと思うと、結構憂鬱だった。だ、だけど!なんか一言でも言わねぇといろいろとアレだろ!?(語彙力)
待て待て待て待てエ“エーイ!!何でそこから話したんだ俺!?もう少し明るく始められなかったのかよ!?空気がもっと重くなってる!!空気の重さが53万トンはいってる!!
トランクスの表情がめっちゃ固くなってるよヤバいって!!修正しなくては…(脳みそ全力回転)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!