第11話

シェルターでのひととき
313
2023/03/24 13:56
暇を極めた俺は、シェルターにいた子供達と一緒に遊んでやることにした!本当はパパ(ベジータ)ともーちょい話してたかったけど、トランクスに呼ばれて行っちゃったもんでさ。
あなた
仕方ねえ、ここは皆でゴミ遊びしに行くしかねぇようだな!!
マイ
あなた、外に行くのは許さないよ
あなた
げっ、マイ…!しかし俺は今永遠ともとれるこの悠久と静寂の時の流れに嫌気がさしたのだ…!(訳:俺今めっちゃ暇)←
マイ
微妙に厨二臭い言い方するんじゃないよ、それこそブラックみたいじゃないか
あなた
うわアイツと同類とか死んでも嫌だ、もう2度とネタでも厨二発言しません()
その頃ブラックは……
ゴクウブラック
ゴクウブラック
…何故だ、今人間の中でも段違いに愚かな人間が俺に対し不敬なことを言ったような気がする
ザマス
ザマス
変なことを言い出すなお前は…まあ人間は私達の手でいずれ滅ぼすのだから、気にする必要はないと思うぞ
あなたの発言を聞いてはいなかったが、なんか察してるっぽかった(適当)
結局シェルターの中で子供達と遊ぶことになった。シェルター内をあちこち歩き回ってみたら、ボロボロではあったがサッカーボールがあったので、皆でサッカーをすることにした。



サッカーをしたことは体育の授業以外全くないが、まあ体を動かして遊ぶ方が子供のために良いだろうと思ったので、早速プレーすることにした。因みにマイが審判だ。



ジャンケンをした結果俺がキックオフをすることになり、あまりシェルター内の他の避難者に迷惑がかからない程度の勢いでボールを蹴った。



すると、小さな子供達は若さ故のわんぱくな動きでボールを運んで行った。すげぇな、プロの試合見てるみたいな気分になる。
あなた
良いぞー!そのまま突っ切ってシュートしてやれー!!
そう大声で応援すると、チームメイトの子が渾身のシュートを放つ。しかしここで思わぬ事故が……!!
マイ
……だ、大丈夫かいトランクス
トランクス
ハハ、このくらい痛くも痒くもない。大丈夫だよ
飛んで行ったボールは、たまたま通りかかったトランクスの腹に直撃したのだ。子供達は皆で集まって謝っているが、トランクスは優しい笑顔で「大丈夫だよ」と言いながら頭を撫でてやっていた。



俺より年下の子供があんなきちんと謝っているんだから、俺も謝らなきゃなと思い、トランクスのもとに駆け寄った。
あなた
俺からも…ごめん、トランクス。俺の監督不足だった
トランクス
あなたさん…俺は本当に大丈夫ですよ。寧ろ、シェルターにいる子供達をこんなにも元気づけてくださりありがとうございます
あなた
そんな、俺は大したことはしてないよ。ブラックとザマスとか言う穀潰し共のせいで子供達がいらぬ苦しみを味わっているのが許せないだけ
トランクス
……あなたは本当に頼もしい人ですよ。俺、必ずブラックを倒してみせます
そう言って頷いたトランクスの顔はすっげーキリッとしてて、トランクスならきっとやってくれると心のどこかで安心感を感じていた。

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