第31話

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2020/11/21 16:29
京治 side
木兎 光太郎
木兎 光太郎
実は…歳上なのに俺の方が子供っぽいのが嫌で…
赤葦 京治
赤葦 京治
別に光ちゃん子供っぽくないでしょ
木兎 光太郎
木兎 光太郎
でも、京治に頼りっぱなしだし…
赤葦 京治
赤葦 京治
俺は頼ってくれた方が嬉しいよ
木兎 光太郎
木兎 光太郎
歳上らしくしないとって思うんだけど、全然ダメダメでごめんね…
赤葦 京治
赤葦 京治
光ちゃん、俺のこと頼って
特に今はお腹に赤ちゃんいるし、自分の体大切にして
木兎 光太郎
木兎 光太郎
ん…ごめんね…
ありがとう
そう言って、光ちゃんはポロポロと涙を流した。
俺の方が1年遅く生まれたってだけで、そこまで光ちゃんが背負う必要はない。
ましてや、俺は男だし光ちゃんより体力もある。
だからこそ俺は、沢山頼って欲しかった。
木兎 光太郎
木兎 光太郎
京治、愛してるよ…
赤葦 京治
赤葦 京治
どうしたの、急に
木兎 光太郎
木兎 光太郎
伝えたくなったの
赤葦 京治
赤葦 京治
俺の方が愛してるよ
木兎 光太郎
木兎 光太郎
そこ張り合わなくていいの!
赤葦 京治
赤葦 京治
やだよ、俺の方が愛してるもん
木兎 光太郎
木兎 光太郎
そんなことないし!
いつの間にか泣き止んだ光ちゃんのことを抱きしめ、おでこにキスをした。
情けない話だが俺の方が身長小さいから、光ちゃんが屈んでくれないとキスできない。
せめてあと10cm大きければ良かったのに。
木兎 光太郎
木兎 光太郎
京治、聞いてた?
赤葦 京治
赤葦 京治
ごめん、どうしたの?
木兎 光太郎
木兎 光太郎
近々ベビーショップ行かない?
赤葦 京治
赤葦 京治
うん、一緒に行こう
木兎 光太郎
木兎 光太郎
ありがとう!
光ちゃんと一緒に買い物に行く機会が少ないから、俺はとても嬉しかった。
その日は、いつも以上にイチャイチャしてから眠りについた。

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