第4話

#2 そらるside
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2019/11/23 01:29
ピロン
俺は鳴った自分のスマホに目やる。
ちょっといい?
今度の土曜日にそっちに行ってもいい?
あと、ついでに泊まっても大丈夫?
別にいいけど。
仕事は?
ひとまず、一作品終わったからちょいと休暇もらった。
了解。
じゃあゲームでもするか。
やろう。OK
俺は妹とのLINEのやり取りを終わらせ、スマホ画面から顔を上げたら左右にまふまふと天月が俺の画面を見ていた。
そらる
そらる
……おい。お前ら。
まふまふ
まふまふ
今度、泊まりに来るんですか!?
天月
天月
まじかー、その日福岡だよー。
俺の言葉を無視して2人とも土曜日について話をしている。
そらる
そらる
おい!
なんでしょう?と、まふまふが反応する。
そらる
そらる
人のスマホ画面を勝手に見るな。
まふまふ
まふまふ
だってそらるさんがあんなにはやく返信するのって珍しいじゃないですか〜。
そらる
そらる
そんなことねぇよ。
天月
天月
嘘だ!前、見たぞ。
そらる
そらる
な、何?
天月
天月
そらるさん朝、そらるさんの母親からメールが来てたのに返信したの夜じゃないか!
そらる
そらる
あれは忙しかったから…。
へぇー。
2人ともそう言いながら俺のことを見てニヤニヤしてくる。
そらる
そらる
おい!会わせねぇぞ、まふまふ。
まふまふ
まふまふ
それは勘弁。

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