俺はやっとあなたちゃんに言えた。
今までいろんな女の子に出会ったけど、彼女だけは違った。
一目惚れやった。
告白してあなたちゃんは俺をどう思ってるかわからない…、でも、、
と思ってる時やった。
〜ピロン〜
ケータイが鳴った。
あなたちゃんからやった。
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小瀧くんへ
明日お返事します。
学校終わったら屋上に来てください。
待ってます。
あなた
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俺はとんな結果であろうと受け止める準備はできていた。
勝負は明日やな。
すると、
《あ!いた!!小瀧くーーーん!!!明日さ一緒にどっか行こうよ!!》
(いこー!!小瀧くんにあげたいもんもあるし♡)
『あー、ごめん、ちょっと用事できてん、ごめんな、、』
《えーーーー小瀧くんいないとつまんないじゃん!!!》
と、後ろから、
[待て待て待て、俺がおるやろ??皆さん忘れてませんか????]
《え、藤井くん??》
[ええやろ??別に、みんなで楽しいことしようや♪]
《え、、ま、、まいっか////じゃ、あ、明日ね、藤井くん…。》
と女の子たちはその場を離れた。
『ありがとう、流星。』
[大丈夫や、間宮に気持ち伝わってるって!!]
俺たちはお互いの目を見て頷いた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。