翌朝
何かが………足りない
いや、足りないものは何か分かってる
傷だ
自分でやった傷が無い
そう分かるだけでも、吐きそうだ
義荘に刃物なんかあったっけ…?
あるのは御札、桃剣、霊罰棒、多分それだけだったはず
いや、ある
ここには無いけど街には鉄の棒を作っているお店がある
幽幻1の時、テンテンと金おじいさんが占いで
その目の前のお家に行ったお話がある
そこに行けば、もしかしたら何かあるかも
そこに行く前でもきっと何かが落ちてるはず
扉の前
街にて
刃物系はどこだろ…
そうして、ちびトラが言っていたお店に行った
けど、私はその髪飾りの店を見つける前に
私が欲しかった物を見つけた
処理せずに落ちているガラス
あれなら、きっといける
とりあえず、髪飾りを見てからその道を帰るはずだから
そのガラスを取ろう
帰る途中
絶対バレないようにしないと…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。