ラウール「あなたちゃん…」
結菜「ラウール。ちょっといい?」
ラウール「ん?」
結菜「前に私に言ったでしょ?付き合って欲しいって」
ラウール「あ、うん。」
結菜「もしまだその気持ちがあっても、付き合うことは出来ない。メンバーとして仲良くして欲しいです。」
ラウール「だよね…。んじゃこれからもメンバーとしてよろしくね!」
結菜「んふふww」
?「結菜!!!」
結菜「お姉ちゃん??」
珠風(みかぜ)「結菜〜ライブ良かったよ〜」
結菜「あなたちゃんに会わせられなくてごめんね。」
珠風「仕方ないよ。まぁ1回は会ってみたかったけど」
ラウール「お姉ちゃん?」
結菜「あ、姉の珠風」
珠風「いつも、結菜がお世話になってます。綾瀬珠風です。」
佐久間「ね〜それでさ…え?」
翔太「あなた?」
蓮「…え?」
珠風「初めまして。いつも結菜がお世話になってます。結菜の姉の珠風です。」
佐久間「え?めっちゃあなたに似てんだけど…。」
阿部「え?ガチ?」
深澤「何歳?」
珠風「22です。」
蓮「誕生日は?」
結菜「目黒くんと同じです。」
宮舘「運命だ…。」
珠風「それでは私はこれで。」
佐久間「お姉ちゃんもっと早く紹介してよ。」
結菜「あの人、ホントのお姉ちゃんじゃないので。」
照「どういうこと?」
結菜「私が引き取られた両親の娘です。」
翔太「いい人そうだったけど。」
結菜「私が芸能界に入ったことを聞いたんだと思います。だから有名人に会いたくて来たんです。」
佐久間「それにしてもめっちゃあなたに似てたな〜」
結菜「あなたちゃんの方が何百倍も可愛いですから!!」
翔太「…あなたみたい…」
結菜「あなたちゃんと一緒にしないで!」
ラウール「結菜?」
結菜「ちょっとごめんなさい!」
瑞稀「ねぇねぇ!!」
結菜「はい?」
瑞稀「結菜ちゃんなんか悩み事でもあるの?」
結菜「どうしてですか?」
瑞稀「そんな感じの顔してたから、」
結菜「…大したことじゃないですよ。」
瑞稀「でもさ、あなたちゃんが居なくなった今、誰か頼れる人はいるの?」
結菜「今はまだ…。」
瑞稀「それだったら俺が結菜ちゃんの頼れる人になるってあげる。」
結菜「え?」
瑞稀「一応後輩ちゃんは守りたいからね!」
結菜「ありがとうございます!」
瑞稀「はい、これ俺の連絡先何かあったらいつでも連絡して!」
結菜「はい。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。