第10話

じゅう。
3,216
2020/03/06 06:46

私ところんはお弁当を食べ終わった。


友達(男)
おーい、ころん!
ころん
ほーい
友達(男)
ちょっとこっち来い
ころん
なんだよw
ころん
あ、ちょっと行ってくるわ
自分
う、うん!わかった!


本当はころんに行って欲しくなかった。






怖い。




周りの女子の目が怖い。




私、何かしたっけ?

思い当たる節が1つもない。




何が起こってるの...?











〜帰り〜


周りからの目が痛い。

今日は早めに帰りたいな。

自分
ころん、早く帰ろ!
ころん
あ、ごめん!今日友達にカラオケ誘われて...
自分
あ、...そっか。わかった!
ころん
ほんとごめんな
自分
ううん、全然大丈夫
友達(男)
ころんおせーぞ!
遠くから声がした。
ころん
あぁ、ごめん今行く〜
ころん
てことで、またな!
自分
はーい






1人で歩く帰り道。



そういえば、小さい頃から毎日一緒に帰ってたなぁ


喧嘩した後でも、何故か無言で並んで帰ってたなw


一緒に帰らない日なんてあったっけ?


今日が初めてか。






なんてことを考えながら、1人でゆっくりと帰った。






家にて__



今日はころんと別れて帰ったことに、少し寂しさを感じた。


自分
LINEしてみよ


私はころんにLINEを送ることにした。

自分
『今日カラオケ楽しかった〜?』


...既読がつかない


まぁ普通はそんなもんか。


自分
『あんたのせいで帰り道めっちゃ寂しかったんだけどw』




中々既読がつかないので、ご飯を食べたりお風呂に入ることにした。







〜2時間後〜


全く既読がつかない。


あれ、どーしたのだころん!!!



ふと窓の外を見ると、ころんの部屋には明かりがついている。


おーい、気付いてますかーー








その後、時間が経っても既読が付かず、少し不安ながらも眠りについた。







次の日___




なんか今日はよく眠れなかった。


しかも、いつもだったらころんが迎えに来る時間なのに...

今日は遅い。



私から迎えに行くことにした。


ピンポーン


ガチャ


自分
あ、遅いよころ...
ころまま
あらあなたちゃん、おはよう!

目の前に立っていたのはころんのお母さん。


自分
...こ、ころまま!おはようございます!
ころまま
朝からどうしたの?
自分
ころんが遅いなと思って...
ころまま
あの子、今日は早めに行くって家出てったんだけど...
ころまま
あなたちゃんも一緒じゃなかったのね?
自分
は、はい...
ころまま
そっか、ごめんねあなたちゃん、今日帰ってきたら言っておくから!
自分
いえいえ!全然大丈夫です!
自分
ありがとうございます!
ころまま
やだ、あなたちゃんの敬語がいつになっても慣れなくて!笑
自分
え、そうなんですか?w
ふとスマホを見ると...

もう遅れそうな時間だった。

自分
私もう時間なので行ってきます!
ころまま
あ〜ごめんね長々と!
行ってらっしゃい!


ころんのお母さんに見送られながら、私は早足で学校へ向かった。




プリ小説オーディオドラマ