朝方、一人の女が北斗心軒の暖簾をくぐった。その女は、雨に降られてびしょ濡れだった。
すまない、少し雨宿りをさせてくれないか……?
いらっしゃい……って……
あんた大丈夫?
大丈夫だ……
とりあえず、拭きなよ……
タオル貸してあげるから
幾松があなたにタオルを手渡す。
かたじけない
いいよ、このくらい
濡れたままだと風邪引くだろう?
そうだな……
あなたが小さいくしゃみをした。
寒いな……
ほら、ここに座ってて
ラーメン作ってあげるから
承知した
〜数分後〜
あなたの目の前にラーメンが置かれた。あなたは、アツアツのラーメンをフーフーと息で冷ましながら、食べる。
私、この店の店主やってる幾松
私は桂あなた
好物はうどんだ
いや、なんで好物言った……!?
うどん出せってか!?
うどん出せってか!?
(あれ?なんか、このくだり前にも……)
はぁ、温かい……///
幾松殿……
このラーメンすごく美味しいぞ
そうかい?
どうも、ありがとう
幾松殿。卵黄、酢、塩、サラダ油……これらを混ぜると出来る調味料が何か知っているか?
えっと、マヨネーズ……?
その通り……
あと、場合によってはマスタードやこしょう、レモン汁なども混ぜるな
マヨネーズがどうかしたの?
実は、私の友に……何にでもマヨネーズをかけるマヨラーがいてな……
最近、マヨネーズを見ただけで、そのマヨラーのことを思い出してしまうんだ……///
なるほど……あんたは、そのマヨラーに惚れてるってわけね……
ほ、惚れっ……!?///
なぜ、わかったのだ……?///
だって、顔に書いてあるからね
私は、そんなにわかりやすいか?///
幾松が頷く。
そうか……///
すると、北斗心軒の戸が開き二人の男が入店してきた。もう、雨は止んでいるようである。
いらっしゃい
お〜、幾松
俺はラーメン一杯
俺もラーメンで……
二人がカウンター席に座った。
あれ?誰かと思ったらあなたじゃねぇか……水も滴るいい女ってか?///
銀時、やめんか
あ〜、はいはい……お兄さん的立ち位置だから、大丈夫だから……
あんたたち、知り合いだったの?
まぁな
お前らこそ、知り合いだったのか?
いや、今日初めて会ったよ
あぁ……
へぇ〜
そういや、あなた……
お前、土方くんのこと好きなの?
ゲホッ……ゲホッ……!
急に何だ、銀時……!?///
らしいぜ……ヅラ
ヅラじゃない、桂だ。やはり、そうか……
まぁ、振らずにすんで、よかったじゃねぇか……
あいつの人生は、あいつの自由だ……
俺がとやかく言うことはせんよ……
銀時は水を一口飲むと、あなたの肩に手を置いた。
まぁ、頑張れよ……
言われずとも、わかっている……///
✂︎-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂︎
やっぱり、初めと終わりが難しい……
頑張れよ
作者……
うん、頑張る
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。