第2話

[1] 真選組に捕まった
1,469
2020/09/25 16:19
某日、桂小太郎……私の兄上は真選組から逃げ回っていた。
あなた
あなた
今日もすごいな
桂小太郎
桂小太郎
そうか?このくらい何とでもなると言うもの……
あなた
あなた
「逃げの小太郎」だからな……
沖田総悟
沖田総悟
死ねぇ……!桂ァ!
私たちの背後から真選組一番隊隊長・沖田総悟の声が聞こえた。
沖田くんは兄上に向けてバズーカを撃った。
次見た時には、そこに兄上の姿はなかった。

沖田総悟
沖田総悟
チッ……!
しかし、そこには一緒に逃げていた私が一人取り残されていた。その場を去ろうと、こっそり歩みを進めている。
土方十四郎
土方十四郎
おい、待て
そこの女
あなた
あなた
なんだ?
土方十四郎
土方十四郎
お前、桂とどういう関係だ?
あなた
あなた
貴様らに教える義理はない
土方十四郎
土方十四郎
だったら……
屯所までついてきてもらおうか?
土方殿が私の腕を掴み、手錠をかけた。
あなた
あなた
はぁ、仕方がないな……
捕まってしまったのなら
ついて行ってやらんでもない
土方十四郎
土方十四郎
ほら、さっさと歩け……
(なんか、腹立つ)
あなた
あなた
貴様に命令される筋合いはない
そう言って、私は土方殿と少しだけ早めに歩いていった。

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