第8話

( 8 ) 小さな刃
1,210
2025/03/24 13:00 更新



あなたの下の名前(カタカナ推奨) side




撤退の鐘がなり、私とミカサは
エレンとアルミンがいる班の所へ向かった。


ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
…!?
あなた
……な、なんで行ってないんだろ…


撤退の鐘は絶対聞こえたはずだけど、
みんなはどこかを指さして登ろうとしなかった。



あなた
…?


みんなが指を指す方へ視線を向けると、
1つの建物に無数の巨人が集まっていた。

ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
……あれは…?
あなた
…っ行こう、ミカサ!
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
……( コクッ


私たちはみんながいる所に向かった。


















No side



コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
クソッ、どうするんだよ!?


コニーが荒々しく声を上げた。

ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
どうもこうもねぇよ…。やっと
撤退命令が出たってのに…
ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
ガス切れでオレ達は
壁を登れねぇ……


それと対照的に冷静なジャン。

ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
そんで死ぬんだろうな全員…。
あの腰抜け共のせいで…。
ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
戦意喪失したんだと…気持ちはわかるけどよ
オレ達への補給任務を放棄して
ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
本部に籠城は無ぇだろ…。案の定巨人が
群がってガスを補給しに行けねぇ……


立体機動装置を使うため、ガスが必要不可欠だ。
そのガスが無くなった今、

補給任務を行う人達が取りに行かなければならない。



だが、ガスがある所には無数の巨人が群がり、
行こうとしても食われるのがオチだと分かっていた。


コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
だからッ!!一か八かあそこに群がる
巨人を殺るしかねぇだろ!?
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
オレらがここでウダウダやってても同じだ!
ここにも巨人が集まる!!

コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
いたずらに逃げ続けてもオレ達の残り
少ないガスを使い果たすだけだ!!
コニー・スプリンガー
コニー・スプリンガー
機動力を完全に失えば本当に終わりだぞ!!



激しく訴えかけるコニーを相手に、
ジャンは絶望という顔で静かに話す。

ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
珍しく頭を使ったなコニー
だが…

ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
今のオレ達の兵力で出来ると思うか?
前衛の人達はほぼ全滅だ…。
ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
残されたオレ達訓練兵の誰に
そんな決死作戦の指揮が執れる?


だが、指揮が取れたところで巨人達を
排除できるかも分からない。

それはみんな分かりきっているのだろう。





静かな空間にサシャの元気そうな声が
響いた。
サシャ・ブラウス
サシャ・ブラウス
やりましょうよ!!みなさん!!
さぁ立って!
サシャ・ブラウス
サシャ・ブラウス
みんなが力を合わせればきっと成功しますよ!
私が先陣を引き受けますから…!


サシャの声に、誰も反応することなく無言の
空気が広がった。


サシャ・ブラウス
サシャ・ブラウス
み、みなさん……




サシャは絶望しているアルミンの所へ
向かい、声をかけた。

サシャ・ブラウス
サシャ・ブラウス
アルミン、一緒にみんなを…っ
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
………。




それを見ていたアニ、ライナーは
口を開いた。

アニ・レオンハート
アニ・レオンハート
ライナー…どうする…?
ライナー・ブラウン
ライナー・ブラウン
まだだ…やるなら
集まってからだ
ベルトルト・フーバー
ベルトルト・フーバー
……


その言葉を聞いていたマルコは
いつものような元気な姿はなかった。

マルコ・ボット
マルコ・ボット
だめだよどう考えても…

マルコ・ボット
マルコ・ボット
僕らはこの街から出られずに全滅だ
死を覚悟してなかったわけじゃない…でも

マルコ・ボット
マルコ・ボット
一体 何のために死ぬんだ…





その時、あなたの下の名前(カタカナ推奨)とミカサが到着した。


訓練兵
ッ!?あなたの下の名前(カタカナ推奨)!?ミカサ!?
お前達、後衛のはずじゃ…!?
あなた
!!
アニ!!
アニ・レオンハート
アニ・レオンハート
…!あなたの下の名前(カタカナ推奨)…!
あんた、無事だったんだ。良かったよ。
あなた
アニも無事そうでよかったッ…!
それでっ、エレンとアルミンは…ッ!?
アニ・レオンハート
アニ・レオンハート
エレン…は、知らないけど。
ライナー・ブラウン
ライナー・ブラウン
あっちにアルミンならいるぞ、
あなた
分かったっ!ありがとう!!


ライナー・ブラウン
ライナー・ブラウン
やっぱりあなたの下の名前(カタカナ推奨)はオレのこと…~~
アニ・レオンハート
アニ・レオンハート
ふざけないで。あなたの下の名前(カタカナ推奨)は…~~


あなたの下の名前(カタカナ推奨)とミカサは
アルミンのところに向かった。


ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
…!アルミン!
あなた
いた……!よかった…!


アルミンはあなたの下の名前(カタカナ推奨)とミカサの声を聞いた途端、
震え始めた。


アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
……ッッ
 

アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
(あなたの下の名前(カタカナ推奨)…ミカサ…、ダメだ…合わせる顔が
どこにあるっていうんだ…ッッ!!)
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
(あなたの下の名前(カタカナ推奨)とミカサに…何と言えばッッ
僕なんか…無駄に生き延びただけだ…ッッ
こんなことなら…)




アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
(あの時一緒に、
死んどくんだった……ッッ)













あなた
アルミン!怪我は?
大丈夫…!?
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
痛むところはない…?

アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
…………( コクッ


アルミンは言葉を発すことはなく、
頷いた。


2人はホッとした。


あなた
じゃあエレンは____っ


あなたの下の名前(カタカナ推奨)が探しに行こうとした時、アルミンは涙と鼻水で
ぐちゃぐちゃになりそうな顔を見せた。


アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
……ッッ…

あなた
___!
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
___!





アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
僕たちッ…訓練兵…ッ
34班___ッ
 

アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
"トーマス・ワグナー"
"ナック・ティアス"
"ミリウス・ぜルムスキー"
"ミーナ・カロライナ"___







アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
"エレン・イェーガー"


アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
以上5名は自分の使命を全うし…
壮絶な戦死を…遂げました……。


アルミンの言葉に、当たりは静まり返った。

元気だったサシャや普段通りに話していた
ライナー達でさえ、

目を見開き、絶望していた。



アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
ごめん…ごめんあなたの下の名前(カタカナ推奨)…ミカサ……っ
エレンは…僕の身代わりに…ッ
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
僕は…ッ、…何も……出来なかった…ッ
すまない…っ


あなた
………。


ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
………。



あなた
アルミン























あなた
落ち着いて、今は悲しんでいる
場合じゃない。
アルミン・アルレルト
アルミン・アルレルト
……ぇ…っ…


あなたの下の名前(カタカナ推奨)はアルミンを立たせ、
ミカサはマルコに話しかけた。


ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
マルコ、本部に群がる巨人を排除
すればガスの補給ができて皆は壁を登れる。
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
違わない?
マルコ・ボット
マルコ・ボット
ぁ……あぁ、そうだ…


マルコ・ボット
マルコ・ボット
し、しかし…いくらお前達がいても…
あれだけの数は…


あなた
できる。
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
できる。


2人は同時にできる、と言った。


ミカサはみんなに向かって右腕を上げた。



ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
私達は…強い…あなた達より強い…
すごく強い!
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
…ので私達は、あそこの巨人共を蹴散らせる
ことができる…例えば…1人でも


ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
あなた達は…腕が立たないばかりか…
臆病で腰抜けだ…
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
とても…残念だ…。ここで…指をくわえたり
してればいい…くわえて見てろ



ミカサの言葉に訓練兵の皆は
口を開く。

訓練兵
ちょっとミカサ!?
いきなり何を言い出すの!?
訓練兵
おいあなたの下の名前(カタカナ推奨)!
ミカサの様子が……

あなた
 そう…貴方達は一生家畜として
巨人共の餌になることを望んでるのか…
 
あなた
私は到底無理だね。壁の外に
何があるのか知りたい。
 

あなた
私は家畜じゃないから前へ進んで
自由を手に入れられるなら地獄にでも行く。



あなた
でも貴方達は家畜だ。望んでいることの前に
立ちはだかる壁に目を背けて
あなた
貴方達が憎いと言っている巨人共の
空腹を満たす餌として最期を迎える。
 






あなた
それでいいの?今戦い、自由が
手に入る場面でも
あなた
貴方達は負けを認める。
……戦うことから目を背けるな、腰抜け野郎


訓練兵
…!?
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
私はあなたの下の名前(カタカナ推奨)と行く。戦いたくない…の、なら
…そこで指…くわえて見てろ。
あなた
家畜どもめ、戦わない腰抜け野郎ども


そう言って2人は本部に向かって行った。




訓練兵
おッ、おい!!?



2人が言った言葉に、皆は呆然としていると
同士に……



ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
…残念なのは言語力とエレンあいつの口調が移っちまったことだ…
ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
あれで発破かけたつもりでいやがる…
……ッてめぇのせいだぞ、エレン…




ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
オイッ!!オレ達は仲間に2人だけで
戦わせろと学んだか!?
ジャン・キルシュタイン
ジャン・キルシュタイン
お前ら!!本当に腰抜けに
なっちまうぞ!!!


ジャンの言葉に、みんなは本部へと
足が進んで行く。



ライナー・ブラウン
ライナー・ブラウン
そいつは心外だな…

アニ・レオンハート
アニ・レオンハート
……


ベルトルト・フーバー
ベルトルト・フーバー
……っ





マルコ・ボット
マルコ・ボット
…はぁー…っ


どんどん本部へと向かう人達が
増えて行った。


サシャ・ブラウス
サシャ・ブラウス
や、やい腰抜け~!
弱虫~!…ア、アホ~!




訓練兵
あいつら…ちくしょう…








訓練兵
うおおおおおぉぉぉぉぉッッ!!!!!!!


訓練兵は本部へと向かって行った。

























あなたの下の名前(カタカナ推奨) side





あなた
………
 

私は無言で巨人を狩り続ける。



あなた
(あぁ……)





あなた
(害虫は駆除すべきだって言ったのは
エレンだよね、)
あなた
(私、エレンの為に頑張ってるよ、
大きい害虫を駆除してるよ、)



あなた
(エレン、貴方の"もの"が何も残ってないのは
残念だ。1つ、何かがあれば…)
あなた
(永遠に、エレンと一緒にいられることが
出来たのに)


その時、ミカサが建物と建物の間に落ちるのが見えた。



あなた
…!ミカ、サ…


私は無心でミカサを追って路地裏に落ちた。












~ 路地裏にて ~




ミカサを追うと、店の屋根に寝っ転がっていた。


あなた
ミカサ……!
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
…!あなたの下の名前(カタカナ推奨)……!
あなた
…ミカサ、ガス切れ?
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
……うん、そう


あなた
(…幸い、私はまだギリギリガスがある。)


私は立体機動装置を外した。


ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
…あなたの下の名前(カタカナ推奨)?
あなた
ミカサ、起動装置を交換しよう。
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
…え…?そ、それじゃあ
あなたの下の名前(カタカナ推奨)は……っ


ミカサは私の立体機動装置を手で押して
拒否した。


あなた
私の起動装置のガスはまだある。
交換すればミカサは動ける。
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
っあなたの下の名前(カタカナ推奨)は…!
あなた
戦闘力もあってみんなを動かせる力がある
ミカサを連れて行った方がいいよ
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
それはあなたの下の名前(カタカナ推奨)がいるから…っ!
あなた
ミカサ、
 



ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
……っ、分かった、でも…




ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
他の人を呼んでくる。その時あなたの下の名前(カタカナ推奨)を回収する。
そしてガスを入れる。……どう?
あなた
…私に拒否権はないんでしょ( 笑
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
…当たり前。あなたの下の名前(カタカナ推奨)は…あなたの下の名前(カタカナ推奨)だけは、
1秒でも長く生きて欲しい。
あなた
……うん、分かった。
待ってるよ
ミカサ・アッカーマン
ミカサ・アッカーマン
…ありがとう。すぐ、すぐ行くから…ッ


そう言って私の立体機動装置を付けたミカサは
街を飛んで行った。







あなた
……はぁ…。エレン…。


手を伸ばすと、みんなが立体機動装置で
移動している音が聞こえる。



あなた
…とんでけ…。とんでけ~……。


無心でそう呟いていたら
立体機動装置の音は遥か遠くに消えてしまった。



あなた
あ~…。エレンと、エレンと
生きたかった。



その時、巨人が歩いてくる音が聞こえてくる。


2体。もう無理だろうね。



あなた
………エレン、私はあなたと、
壁の外の世界を見たかった。
 


私は持っていた刃を見た。




あなた
………違う、
 









あなた
戦うんだ。エレンが、言っていたように、
ミカサが、戦ってくれたように、


あなた
アルミンだって自分で調査兵団の道へ行って
巨人と戦った。


あなた
逃げてるのは私だけだ。
…私が戦わなければ、だめだ。






目の前にいた巨人はどんどん私に近づいてくる。

後ろの巨人はまだ足音からまだ少しだけ遠くだろう。



殺るなら、目の前の巨人だ。




あなた
……ッッ…えれん…っ、えれん……っ



逃げ出すな、泣くな。


立て、立て。



立って戦え。




震えるな、勝て。





生きろ



あなた
ぅぁぁあああああああああッッッッ!!!!!!

















その瞬間、目の前にいた巨人は
誰かに殴られ、吹っ飛ばされた。



あなた
……ぁ…


それを理解した時、私は体が浮いた。




私の後ろにいた巨人が、目の前にいた巨人を
殴った。



あなた
……ぇ…
(一体…何、が…?)



巨人
ア"ア"アアアァァァァッッ!!!!!!!!
あなた
ひッ……!?


肩まで髪の毛が伸びている巨人が
そう叫んだ。


私は耳を塞いだ。



でも、私は目を離すことは出来なかった。


巨人
ア"ア"アアアァァァァッッッッッッ!!!!!!
 

巨人が






巨人を殺しているから。


あなた
……!!!!

















































ザムザ~♪



袴っていいよね…。和風も洋風も好きだけど
洋風の方が好み…。


お腹きついけど…。(

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