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第13話

射撃訓練

バンッ バンッ





銃声が響き渡る訓練場に入る。


ジミン
ジミン
あ、ユンギヒョン!助けてくださいよ


駆け寄ってきた餅……もといジミンオッパに、ユンギオッパは顔をしかめていかにもめんどくさいです、という顔。

ユンギ
ユンギ
……なに?
ジミン
ジミン
あの的見てくださいよ


ジミンオッパが指さした方に目を向ける。






そこには動くテニスボールぐらいの的。

ジミン
ジミン
あれ、ずっと狙ってるのに中心にあたらないんです。


眉を八の字にするジミンオッパに、ユンギオッパは首をぽりぽりと掻いて言った。


ユンギ
ユンギ
お前、今やってるのは射的なのか?


腰のホルスターから銃を取り出すと、軽く銃を1回撃つ。





パンッ




ユンギオッパの撃った銃弾は動き続ける的の中心に吸い込まれるようにして当たった。


ユンギ
ユンギ
こんな簡単なのもできないんじゃ困るぞ
ジミン
ジミン
………くっ、ムカつくー


ジミンオッパはくちびるを尖らせてボソッと呟いた。


ユンギ
ユンギ
じゃ、あなた。撃ってみたら?


は?






突然のことに頭だけじゃなくて身体の全機能がフリーズする。






いや、なんでそこで私にお鉢が回ってくるの?





言葉のキャッチボールをしよう。コミュニケーション、大事。会話は世界を救うよ。


ユンギ
ユンギ
さっきあげたやつで撃ってみろよ
You
You
………わかりました。



しぶしぶ位置につき、銃をかまえる。






パンッ





銃を撃つと……




ジミン
ジミン
えっ……!
ユンギ
ユンギ
……!?



銃弾は的の中心に綺麗に命中した。


ジミン
ジミン
……嘘でしょ



……当たっちゃったわ。






その場がシーンと静まり返る。





隣の射撃場から聞こえてくる、名誉窓拭き清掃員…もといジンオッパの笑い声がやけに遠く感じる。


ジミン
ジミン
あなたすごいよ…マジで。僕どんなにやっても当たんなかったのに!
You
You
マグレだと思いますよ?
ユンギ
ユンギ
いや、マグレじゃあんな綺麗に当たんねぇよ
You
You
そ、そうですか。



ふたたび沈黙の時間よこんにちは。






あぁ………きまずい。






誰かこの状況をどうにかしてくれ。





神様なんて信じてないけどこの時ばかりはどうにかしてほしかった。




いや、マジで。