第2話

手当てを
897
2021/02/25 07:28
〜蝶屋敷にて〜
あなた

・・・は・・ね

時透 無一郎
時透 無一郎
あなた?
あなた

あなた

あ、時透さん

時透 無一郎
時透 無一郎
あなた
どうしたの?
怪我?
あなた

いや、
胡蝶さんに渡すものがあって

時透 無一郎
時透 無一郎
ふーん
時透 無一郎
時透 無一郎
僕は、怪我しちゃって、
あなた

時透さんこそ、どうしたんですか?

あなた

どこをですか?

時透 無一郎
時透 無一郎
?手首。
あなた

見せてください。

そう言って君は僕の手を掴んで、


傷をみた
あなた

この傷結構深いですよ。

あなた

急いだ方がいい。

あなた

でも胡蝶さん居なくて。

時透 無一郎
時透 無一郎
え?でも居ないんだよね?
胡蝶さん
あなた

あ…じゃあ

あなた

うちに来てください。

時透 無一郎
時透 無一郎
え?
あなた

うちで治療しましょう。

時透 無一郎
時透 無一郎
え、でも
あなた

良いんですよ。

時透 無一郎
時透 無一郎
・・・うん






====================================
あなた

ここです。

そこにあったのは、



西洋っぽい家、



見上げると2階の窓ガラスが輝いていた。
時透 無一郎
時透 無一郎
ここ?
あなた

はい。

あなた

入ってください

時透 無一郎
時透 無一郎
うん。
女の子の家、

暖かくて、

優しい匂いがする。
あなた

こっちですよ。

彼女の背中を追っていくと、

広い居間ような所に連れてかれた。
あなた

はい、じゃあそこに座ってくださいね。

時透 無一郎
時透 無一郎
うん
そう言って彼女は、

どこかに行ってしまった。
時透 無一郎
時透 無一郎
(綺麗な部屋だな)
棚の上には、
いかにも高そうな花瓶に花が生けてあった。
そんな事を考えてると、

彼女が

片手に救急箱のようなものを持って

帰ってきた。
あなた

じゃあ、やるよ。

あなた

消毒するから、
しみるかも。

時透 無一郎
時透 無一郎
・・・っ
あなた

・・・痛いですか?

時透 無一郎
時透 無一郎
う、ん…
あなた

・・・ごめんね。
痛いけど我慢してね…

時透 無一郎
時透 無一郎
うん…
・・・・・



あなたって


まつ毛長いな


目が綺麗、


肌も白い


あなたはどこで生まれたんだろう。


知りたい。


もっと知りたい。



あなたの事を
あなた

・・・・あの、
時透さん?

時透 無一郎
時透 無一郎
・・・え?
あなた

あの終わりました。

時透 無一郎
時透 無一郎
あ、ありがとう。
あなた

いいえ。

時透 無一郎
時透 無一郎
・・・あ,あのあなた、
あなた

はい?

あなた

もう帰ってもいいですよ。

時透 無一郎
時透 無一郎
ま、また今度も会える?
あなた

!!

あなた

えぇ、いつでも。

時透 無一郎
時透 無一郎

じゃあ今度の日曜日会おう?
あなた

えぇ

あなた

どこで待ち合わせしましょうか?

時透 無一郎
時透 無一郎
・・・じゃあ、
僕のうちに来て?
あなた

え?

あなた

でも、わからないです。

あなた

場所が。

時透 無一郎
時透 無一郎
あぁあ!そうか!
時透 無一郎
時透 無一郎
ごめん!
あなた

いいえ!全然!

あなた

むしろ嬉しいです。

あなた

誘ってくれて

時透 無一郎
時透 無一郎
・・・そ、そう?
時透 無一郎
時透 無一郎
じゃあ、あなたの家に集合して、
そのあとに僕の家に行こう?
あなた

はい、楽しみにしてますね。

時透 無一郎
時透 無一郎
うん
あなた

じゃあまた。

時透 無一郎
時透 無一郎
うん、ありがと

プリ小説オーディオドラマ