第80話

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2024/04/17 12:09
そんなこんなで二日間の文化祭は無事終了し、メインイベントと言っても過言では無い後夜祭が始まった。

全校生徒が集まっているため、体育館は自分の声も遠くに感じるくらいだった。

you
 ね、大丈夫?これ 
soonyoung
soonyoung
 バッチリㅎ寒くない? 
you
 一応ブランケットはある 

前でパフォーマンスをする団体は、初めから体育館の脇に準備が整った状態で並ばされる。

ジャケットはミナとジュニに託してあるため、薄い布一枚で過ごさなければならなくなった。私はまだマシだけど、スニョンがいろんな意味で大丈夫じゃなさそう……

you
 かける? 
soonyoung
soonyoung
 えー、じゃ一緒に 
you
 へ、

二人で一枚、パサっと肩にかけられたブランケット。
相合傘並に、いやそれよりも距離が近くて緊張するのだが。

ちょうど出ている左肩と、彼のタンクトップから伸びる腕が触れるから、嫌でも意識してしまう。

soonyoung
soonyoung
 あったけぇ〜…… 
you
 はぁ、

いや、こんなことにいちいち反応しているようだったら本番やっていけないよ。

クォン・カムジャは卒業なんだから。

soonyoung
soonyoung
 ……ね、
you
 うん? 
soonyoung
soonyoung
 盛り上げられるかな 
you
今になってそんな不安なの?ㅎスニョンなら大丈夫だよ。ていうかスニョンがステージに上がっただけで歓声すごいと思うけど
soonyoung
soonyoung
 だといいけど…… 
you
 大丈夫だって。もっと自信持ちな 

しょぼんとしている。
なんだか元気の無いハムスターに見える。

私は彼のほっぺを摘み、ぐいーんと引っ張った。

you
今からあなたはホシさんです!かっこいい虎です!大丈夫!いける!
soonyoung
soonyoung
 いたたたたたた….… 
you
 あ、ごめん 
soonyoung
soonyoung
 いいよㅎ元気出たから 
you
なら良かった……と言いながら、私が大丈夫じゃない気がしてきた
soonyoung
soonyoung
え〜?ㅎなら、俺が励ましてあげよう

すると彼はさっき私はしたのと同じように、頬を摘み引っ張ってきた。

you
 およよよよよ…… 
soonyoung
soonyoung
 ぷはっㅎ、かわい 
you
 はえまひてくえゆんやにゃいの       励ましてくれるんじゃないの 
soonyoung
soonyoung
ごめんごめんㅎ……あなたならいけるよ。あんだけ練習したんだもん、大丈夫
you
 うん。ありがと…… 

へへ、と笑うスニョンにつられて私も口角が上がった。

あれ、そういえば。

you
 髪色戻ったね 
soonyoung
soonyoung
 は!?今更!? 
you
今更って。変わったの見せたの今日でしょ?言うタイミングなかったの
soonyoung
soonyoung
あ、そっか。で、どう?どっちの方が好き?
you
えぇー、選べないよ。金髪オン眉も、黒髪でちょっと長めなのも、どっちもかっこいいもん
soonyoung
soonyoung
 ……え、かっこいいって言われたの初めてな気がするんだけど
you
 ……なんか恥ずかし、

顔を覆って見せないようにしていると、彼は笑いながら私の背中をポンポン叩いた。

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続いては〜?有志ダンスの大トリ!あのペアです!!

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