今日は2人ともお仕事がなくてお休み。
最近グクは忙しかったから、ちょっと寂しかったりもした。
とは言え、自分からは甘えられないのが現実。
もっと上手に甘えられたらなぁなんて悩み中…
ソファーの前の床に座っていた私にそう話しかけて来た。
そう言ってこっちに近づいて来るグク。
私の後ろに入ってきて、ソファーと私の間に座り
私を後ろから抱きしめた。
耳元で話してくるグクの吐息がくすぐったい。
私が甘えたいって言ったら、どんな反応をするのだろうか。
普段から甘えられない自分が嫌になる…
何て答えればいいか分からずにいると、
私の体をクイッと持ち上げて、向かい合わせにさせられた。
その優しい眼差しに吸い込まれそうになる。
何を言うかと思ったら、こんなに可愛い質問…
それに、上目使いで言われた俺はどうしたらいいの?
ほんと可愛いすぎ。
ギュッ
寝室まで連れていかれて…
end.
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!