第58話

V'
3,653
2018/08/21 03:05


打ち上げでは龍我の家で6人楽しく終わり、今は廉君と2人で手を繋いで帰っている。




(なまえ)
あなた
ねぇ
永瀬廉
永瀬廉
ん?
(なまえ)
あなた
ありがとう
永瀬廉
永瀬廉
は?なになに、いきなりw
(なまえ)
あなた
今、最高に幸せ
永瀬廉
永瀬廉
プロポーズ?
(なまえ)
あなた
それだけじゃない。
(なまえ)
あなた
ずーーっと、一緒に居て、居るのが当たり前だと思ってた。付き合って以来こんなに離れたことないじゃん?だから、愛を試されたのかなって思って
永瀬廉
永瀬廉
そう思えばそーやなぁ。俺は正直、もう無理だなって思ってた
(なまえ)
あなた
んーそぉだねぇ
永瀬廉
永瀬廉
上裸見られた時はまじで焦った。
(なまえ)
あなた
なんで、上裸だったの?
永瀬廉
永瀬廉
あれはなぁ、真尋があなたと喧嘩させてしまったからってご飯作るってゆって家にヅカヅカ入ってきて、あなたのエプロン着て料理作り出してん。
(なまえ)
あなた
ほんとにエプロン使われるのは嫌だった。
永瀬廉
永瀬廉
ごめん。せやけど、飯はあなたより美味しくなかったし、どっちかというと不味かった。
(なまえ)
あなた
え?!それもしかして、真尋ちゃんに言ったの?
永瀬廉
永瀬廉
当たり前やんw言ったらいきなり泣きだしたけどな。
(なまえ)
あなた
は?!バカ?!
永瀬廉
永瀬廉
違うって!あいつは那須雄登との事を思い出して泣いたんや。いっつも、弁当作っても不味いって言ってくるけど最後まで食べてくれてたって。そんときから俺を那須雄登に重ねてんやろなぁーって知ってたから突き放せれんかってん。ごめんなあなた
(なまえ)
あなた
そーだったんだ……
(なまえ)
あなた
私もちゃんと話し合えばよかったね……
永瀬廉
永瀬廉
あなたはなんもしてないよな?
(なまえ)
あなた
うん!もぉ、純白!
永瀬廉
永瀬廉
あやしっww
(なまえ)
あなた
もぉーーっ!信じてっ
永瀬廉
永瀬廉
わかったわかった。




いろんな話をしていると家に着く。





久しぶりの家は荒れていて廉君の寂しさが溢れていた。



(なまえ)
あなた
明日は大掃除だね。
永瀬廉
永瀬廉
せ、やなww
(なまえ)
あなた
ばか
永瀬廉
永瀬廉
ごめんって
(なまえ)
あなた
はぁ~
永瀬廉
永瀬廉
なぁあなた。ホンマに俺でええの?
(なまえ)
あなた
え?


いきなり廉君に後ろから抱きしめられる。




永瀬廉
永瀬廉
だって、俺、こんなんやで?
不安にさせるし、荒れるし、なんも出来ひん。
(なまえ)
あなた
ううん、それでいい。廉君は優しいし、カッコイイし。私の方こそ不安だよ。本当に私でいいの?
永瀬廉
永瀬廉
いや、あなたしかあかん。この数週間でよー分かった。
(なまえ)
あなた
ふふっww


すると抱きしめられていた感覚がなくなる。
久々の温もりが後ろから無くなると同時に前から押し寄せてくる。





永瀬廉
永瀬廉
あなた。彼女から奥さんになる準備しときや。この数年で。
(なまえ)
あなた
廉君もね?
永瀬廉
永瀬廉
わかってる。俺もあなたとまだ居たいから勉強頑張って大学院まで行くわ。
(なまえ)
あなた
ほんと?!
永瀬廉
永瀬廉
おう
(なまえ)
あなた
よしっ!じゃぁ、この後勉強しよ!
永瀬廉
永瀬廉
タイムっ!この状況じゃできへん。
(なまえ)
あなた
ええーーー




チュッ





(なまえ)
あなた
///
永瀬廉
永瀬廉
久々なんやからあなたのことをじっくり味わってからな?
(なまえ)
あなた
ば、ばかっ///
永瀬廉
永瀬廉
風呂いってきまーす
(なまえ)
あなた
///






そして寂しさが蔓延していた愛の巣から再び幸せが溢れ出て来るのでした。























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