第56話

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3,857
2018/08/20 08:46
永瀬廉
永瀬廉
ほらっ



すると、手首を掴まれて手を絡められる。





凄い急なことで頭がついていかない。
何が起こっているのか?
私は幻覚を見ているのか?




すると前の組……那須雄登と泣いている真尋ちゃんが帰ってきた。




(なまえ)
あなた
真尋ちゃん……
雄登
雄登
ほらっ行けっ


すると、雄登は私と廉の背中を推す。





そして、1歩踏みでるとそこには沢山の人。





みんな私達を見てきゃーーーっと言うている。なんで?や結局、この2人かよーとか。
賛否両論?ってとこかな……。






いやいや、冷静になっている場合じゃない。
今、ふつーに廉君に手を握られてランウェイを歩いているけどふつーじゃない。






そして、ランウェイを歩き切ったランウェイの端っこで、廉君がけんちゃんからマイクを預かり






永瀬廉
永瀬廉
あなた




私に向き合う。






廉君の声に会場が静寂に包まれる。








永瀬廉
永瀬廉
本当にごめん。俺のせいであなたを不安にさせて、傷つけて……挙句のはてにあなたを信じへんかった。
(なまえ)
あなた
廉君
永瀬廉
永瀬廉
俺はあなたがほかの男と歩いとる所を見てイライラしたし、めっちゃ嫉妬した。


その言葉に会場の女子から黄色い歓声がでる。



永瀬廉
永瀬廉
事故チューしたときは死のうかと思った。
(なまえ)
あなた
ちょっ///
永瀬廉
永瀬廉
でも、この、短期間離れてみて気づいた。
永瀬廉
永瀬廉
俺にはあなたしかおらんし、あなたを独占したらええんやて。
神の時は幼馴染やからっていうので少し余裕があったけど、今回のでよーく分かった。
永瀬廉
永瀬廉
あなた。1回しか言わへんからよーききや?
(なまえ)
あなた
え?なに?




すると、会場までザワザワしだす。









すると、マイクをけんちゃんに渡して、膝まづき




















永瀬廉
永瀬廉
綺麗やであなた。
俺と2年後、結婚してください。





きゃーーーー!!!!!













会場は一気に黄色い歓声に包まれる。














でも、私はどこまでも冷静だ。


















(なまえ)
あなた
うーん。2年後は無理かな。
永瀬廉
永瀬廉
は?

しーーーん





















(なまえ)
あなた
大学院卒業したら結婚してあげるっ!!!





そして、廉君に抱きつくと、廉君は私を持ったまま立ち上がり、よく少女漫画であるようにクルクル回り出す。











嬉しぃ。廉君。










(なまえ)
あなた
愛してる
永瀬廉
永瀬廉
俺もやで

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