私は生きるべき命なのだろうか
そんなことを考えたことはないだろうか
きっと私は生きても死んでもどちらでもいい命だ
そう私は思う
だが、生きるべき命だと思う人達がいる
生まれた時から余命宣告された命
幼きして病気を患い病院で生涯を過ごす命
その子たちが私は生きるべき命だと思う
なぜなら彼女、彼らは
夢に満ち溢れているからだ
大人になるにつれてそんな気持ちは薄れる
それが無くなるとどうなる?
人は死を願うのだ
夢を見れなくなった代わりに
生きる意味を見つけなければ
きっと人は死にたくなる
私はそう思う
そんな私が書き始める小説
これを書いて私は変われるのだろうか
まだ分からない
だが、こんなウイルスが広がってきている世界だからこそ
考えられた作品だと私は思う
9/29 20:00
これは未来
あるかもしれないお話
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!