第4話

2. 始まり
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2021/08/10 14:11











「3年、爆豪勝己」

「......はい」

「折寺中学3年、爆豪勝己殿。貴方は...」





「爆豪、県大会新記録だってさ!」

「今年も全国優勝しそうだな。」

「今回の定期テストも1位だったらしいぜ!!」

「いいなー、もう雄英高校合格確実じゃん。」

「そこ、表彰式中です。静かにしなさい。」




















「なぁ爆豪ー、新記録だって?」

「触んな、黙って席戻れや」

「えー、ちょっとくらい見せて下さいよ~爆豪さん」

「ふんっ、お前らは一生かけても触れねぇよ」

「はい、帰りの会するから皆席戻れー」



「才能マンは言うことも違うわ~」










クラスの中心にいるかっちゃんを見ていると、幼い頃を思い出す



別に不仲になったわけじゃない。ただ、かっちゃんが凄くて、

いつも周りに人がいて、










私がかっちゃんの後ろをついていけなくなった






























あれ、考え事してたら夕方になってる.........

いつ、家に帰ってきてたんだっけ......?



ぼーっとした表情のまま、勉強しようとゆっくりカバンに手を伸ばした時、インターホンが鳴る



私は一瞬ハッとして部屋を飛び出した

表彰集会の日、この時間。インターホンを押すのはあの人だけ



「あなた~、かっちゃんがきたよー」

「今行くー!」










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