第12話

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2020/03/07 00:27
え、なに。え、なんなのこれ。なんで?































何故ゆえ皆さん私の部屋に?


起きたら莉犬くんは床に座ってベッドに突っ伏して寝てるしなーくんとジェルくん一緒に椅子に座って寝てるしさとみくんとるぅとくんも莉犬くんと同じ状態だしころちゃんなんて私の腰に手回して寝てるし。


可愛さが溢れてる。かっこいいの隙間から見える可愛さが異常。

・・・ほんとになんだこれ。



取り敢えず、ころちゃんの腕を解いて、起こさないようにベッドから下りる。





と、コケた。































「・・・?夢?」

ここに来て1ヶ月だけど。

なんつー夢見てんだよ私。

(寒いからベッドの中でだけど)着替えて、朝ご飯作る。

みんなを呼ぶ。


ご飯を食べる。


みんなが出かける。


見送る。


暇。

「暇だぁ。」



そう!!!

私、あなた、暇なのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!←ふざけてますごめんなさい

・・・仕事、するか。


私には、みんなに隠して・・・いる訳ではない(聞かれないから言わないだけ)んだけど、仕事がある。仕事と言うよりもお手伝いかなぁ。
裁縫の手伝い。
白い鞄にに刺繍。手縫いだけど。鞄と言っても、あの、エコバッグ的な薄いやつね。




15分後


・・・終わってしまった。
暇だ。
掃除でもするか。




1時間後

掃除も終わってしまった。

ただいま11時。お弁当をみんなに持たせてあるから、帰っては来ない。今日はるぅとくんが2時ぐらいに帰ってくるらしい。
暇なんですけれども。
誰か助けてくださいません?

スマホはあまりいじりたくない。必要最低限でいい。だってお金かかってるもん。なーくん達に迷惑かけたくない。

プルルルルルルルルルル・・・


あ、電話だ。

ジェルくんから。


スマホのボタンを押して電話に出る。

「もしもし、ジェルくんどうした?」

ジェ「おおあなた!どうしたん?」

「いやいやそっちからかけて来たんでしょうが」

ジェ「おおそうやったわ。今から帰るな!」

「分かった、お昼食べた?」

ジェ「早弁してもうたからお昼ない。」

「つまり足りなかったと?」

ジェ「なんでわかったん?」

「1ヶ月もしてしまえばそのくらい分かるって。って言うか今月入って2回目だよね、足りなかったの。」

ジェ「食べ盛りやからなー!」

「成人してるでしょwww分かった、なにか作っておきます。いつでも帰っていらっしゃいね。(笑)」

電話が切れた。

よし、作るか。


ミートスパゲティは、汚れるな。却下。いやでもスパゲティはあと1週間ぐらいで賞味期限切れるんだよな。あれいつからあるんだろ。

和風スパゲティでいいか。


㌧㌧

グツグツ

トポトポトポッ



完成。


ちょうどジェルくんが帰ってきた。


ジェ「ただいま、帰ったでー。お、美味そうやな。いただきまー」

「手洗っていらっしゃい、荷物も片付けて」

ジェ「( ˘-з-)チェッはーい」


子供みたい。なんかころちゃんに似てる気もする。かわいい。


ジェ「もう食べてええよなぁ!いただきまーすっ!」

「どうぞー(´˘`*)」

元気だな。
洗い物しよ。

っ!冷たぁっ!
え、こんなに冷たかったっけ、水って?←冷たいです

ま、洗い物洗い物・・・ひぁぁっ!


やーっと地獄のような洗い物が終わって、ジェルくんの元に行く。
美味しそうに食べているジェルくん。見ていると、ジェルくんがこっちを見つめてきた。

ジェ「どしたんや?あ、あなたも食べたいん?ほら、あーん」

これ、天然?純粋?いやあのジェルくんが純粋なわけが無い。つまりは天然!?

ジェ「あなた、食べんの?」

「食べる、食べる!」

パクッとジェルくんの持つフォークに巻きついたスパゲティを食べる。

「我ながら上出来だわぁ」

あー美味しい。幸せ・・・

ジェ「可愛ええなぁ。いかにも幸せって顔しとるな。」

「あ、バレた?」

ジェ「それはバレるで。俺、あなたのこと好きやからいっぱい見とるもん。」

サラっと告白してきたぞこれ。

「何、ストーカーみたいになってるけどwww」

そう答えて、笑い合う。

そうして、今日も平凡なお昼が終わろうとしていた。



・・・前言撤回。

ただいま2時。

るぅとくんのこと忘れてた・・・



✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

ほい、作者です。

次回予告

お昼はまだまだ終わらない



さて、傍からみていれば無駄にイチャイチャしていたジェルくんとあなたさんですが。

次回はるぅとくんと?



今日の一言。
嫉妬したるぅとくんって怖そうだよね。

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