第9話

♪♪お買い物♪♪
3,008
2020/03/15 00:42
「わぁあぁぁぁぁあああおっきいー!」

車から見えた景色に私は声を上げた。
ころちゃんが嘲笑ってくる。

こ「はっwww子供だな、あなた」

「ちょ、ころちゃんにだけは言われたくなかったセリフをずけずけと!」

私らを見て、さとみくんが一言。

「どっちもどっちで、るぅりーぬ含め子供だな。」

4人ではぁ!?っとさとみくんに突っかかった。
これを見て、なーくんがくくっと笑ってしまって、ぎぎぃーっと大きく蛇行してしまう。

ジェ「ちょ、なーくん危ない危ないっ!ww」


〜そんなこんなでショッピングモールの中〜



ジェ「んで、どこいくんや?」

「取り敢えず、普段着とかの衣類諸々と、あと食品コーナーかなぁ」

え?っというような顔をしているみんなに説明する。

「今日のご飯。私が作るんでしょう?」

な「え、悪い悪い!病みあがりだし!」

そう言って断るなーくんに、
「大丈夫だからー、私料理得意なの!」
と言って、さっさと歩き出す。

り「あ、俺、あなたの服選びたい!」

る「あ、僕も莉犬と行ってきます!」

タッタッタッとるぅとくんと莉犬くんが走り去る。

こ「じゃあ僕はね、ゲーム見に行ってくるわー」
行ってらっしゃーいと微笑ましい方々を見送ったあと、じゃぁ、っと言ってくるりと背を向けた。

な「え?どこ行くの?」

どうやら着いてくる気だったらしい。別にいいけど、なーくん達のメンタル持つかなぁ?
ま、ジェルくんとさとみくんは持ちそうだけど。

「買い物行くけど。あ、着いてこない方がいいよ。」

ジェ「なんでや?」

「下着買いに行くから。」

キラーンとジェルの目が光るけど、顔を赤くしたなーくんに引っ張って行かれた。

な「ちょっとあなたちゃん!あなたちゃんのスマホ買ってくるから!」

「ちょ、値段高いから大丈夫・・・って、行っちゃった。ってことは・・・」


さ「あなた、なんでそんな嫌そうな顔するの?」

笑顔で尋ねてくるさとみくん。まぁいいや。

「さとちゃん、行こう?」

あっちこっち見て回る。

さ「あ、これあなたに似合いそう!」

ドンピシャで似合うのを持ってくるさとみくん。店員さんも感心してました、はい。
まぁ、顔いいからね・・・(ボソッ)

さ「次はシャンプーとかだなー、あと、もう家に常備薬なかったっけ。お店行こ、あなた・・・ん?どうした?」

「お金あるの?」

さ「大丈夫大丈夫!これでも俺ら結構稼いでんだから。」

自慢気にさとみくんが言う。まあね、何やってんだかは知らないけど、結構いい物が家には揃ってたし。少しごちゃごちゃはしてたものの。




1時間後・・・


さ「よし、こんなもんでいいだろ。」

ようやくさとみくんが満足してくれた。
櫛とか鏡とか特に必要性のないリップクリームとかイヤリングとかの色々を買って、残すは下着のみ。

「じゃ、行って来るから、みんなと合流しててね。」

さ「時間はどうやって見るつもり?どうやって連絡とるの?」

1人で行かせるもんですかというオーラが凄い。怖い。ストーカー化しそうだわ、こいつ。

「はいはい。でも、絶対にコーナーに入って来ないでよ?」

分かりやすくいえばるぅとくん的に笑顔を作ると、急ぎ足で選ぶ。

特にね、可愛いのとか選ぶつもりはない。

さ「じゃ、これとこれも追加ねー」

ん?

「さとみくん、なんでここにいるの」

冷めた目でじとーっと睨みつけるが、効果なんてない。
ほら行くよっと籠を奪われ、半ば強引にお会計を済まされた。

そしてみんなと合流。
食品は私の言ったのをさとみくんがなーくんにLINEで送ってくれ、ジェルくんと買ってくれていたらしい。感謝。私もう疲れた。


やった・・・帰れる♪。.:*・゜♪。.:*・゜


り「ちょっと、あなためっちゃ帰るの嬉しそうじゃん(笑)なにしたのさとみくん」

さ「何にもしてないよ?」


「おやすみ・・・」


こ「ちょ、あなた寝るなって・・・」


こてん、っと私は寝入ってしまった。(あとからころちゃんに聞いた話によれば。)

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