第8話

ハプニング後〜お出かけまで
3,148
2020/03/03 08:02
ガチャっとドアを開けると、ギクッとみんなの肩が飛び跳ねる。

な「あなた、ちゃん・・・」

る「・・・聞いてました?」

びくびくしながら聞いてくる。
別に正直に言っても問題ないよね。そう思って、素直に答える。

「聞いてたよー!さとみくんよく分かるね、私の胸のサイズなんて。」

さ「そりゃまぁ( *¯ ꒳¯*)」

ドヤ顔のさとみくんの頭をペシっとなーくんが叩く。

り「嫌だったよね、ごめんね!」

莉犬くんがオドオドしながら謝ってくる。
なーくんも、

な「本当にこいつら(主にさとみくんとジェルくん)がごめんね。」

って。
別にいいんだけど。

「私、気にしないよ?別にそういうことに抵抗あるわけじゃないし、っていうか風俗ってそんな話の宝庫だし(笑)」

一同、ぽかーん。
ん?どうした?

こ「え、風俗って?っていうか今あなたいくつなの」

真剣な顔でころちゃんが聞いてくる。
至って真面目に私は答える。

「私は今17だよ。風俗っていうのは、あ、お客さん取ってないからね!?」

変な誤解されてない?私お客さん取ったことないし!

ジェ「で、風俗っていうのは、なんなんや?」

なんかみんな怖い・・・

「ふ、風俗っていうのは、私、お金稼ぐのに、そういう所の掃除とか雑用とか使いっ走りしてたの!」

必死で言い切る。
何故か、ホッとみんな安堵して、ソファの背もたれに寄りかかった。
眼福。
だってこんな無駄に顔がよろしい方々が、ひとつのソファに体の力抜いて寄りかかってるんだもん。眼福と言わずになにと言う。
あ、尊いって言うのか((殴

る「良かった、個人でお客さんは取ってないんですね。」

「(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)」

首を縦に振る。
みんながソファに座って、私は1人。

・・・なんか寂しい。

トコトコっとみんなの傍に寄っていって、ちょうど真ん中、空いていたスペースに腰を下ろした。

左右はころちゃんとさとみくん。

さ「お〜どうした(笑)?」

ぎゅーっと抱きしめながらさとみくんが笑顔で寄りかかって来て、可愛さが異常。やばい。
まぁあれね、恋のトキメキとかではなく、ただ単に私の趣味と言いますか性癖と言いますか。そういう類に入る感情。

こ「あーさとみくんずるいっ!僕も〜」

ゔぅっ!
こっちもこっちで可愛すぎる・・・
むぎゅーってころちゃんもしてきて、可愛いの暴力。
るぅとくんとか莉犬くんとかも絶対可愛い。

妄想に頭を巡らせて幸せでいると、なーくんから声がかかる。

な「イチャイチャはいいけど、あなたちゃん、出掛ける支度しておいで。」

「はーい、わかった・・・って離してってさとみくん!」

ころちゃんはすんなり離れてくれたものの、さとみくんが離れない。

さ「やだぁー離れない!」

「・・・さとみくん今いくつ」

歳をたずねる。

さ「えー?23歳ー」

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ほい主です!
まぁさすがにね・・・9歳差になってしまうわけですよ、さとみくんとあなたちゃんが。
それはちょっと・・・とわたくし思いまして、年齢設定変えてしまえと思っ((殴

すみません年齢設定公開します

あなた17歳

莉犬くん 21
るぅとくん 21
ころんくん 22
さとみくん 23
なーくん 23
ジェルくん 23

こうさせていただきます。
分かりにくいね・・・ごめんね・・・
大人組が23歳で、るぅりーぬが実年齢、ころちゃんが22歳と思ってもらえれば。

それでは続きを。

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「に、23歳・・・ね、」


これが成人男性に見えない・・・

な「さとみくん?^^*」

さ「ひっ!は、離れる離れる」

り「な組だぁ〜!」

元気だなぁ。


5分後

「支度出来たよー!」

ジェ「お、早いなぁ!」

「そう?www早い?
あ、どうやって行くの?」

私の疑問に、ジェルくんは答えてくれる。

ジェ「なーくんが運転してくれるんで!さとちゃんとなーくんが免許持っとるけんなぁ」

「へぇー、あのさとみくんが(笑)」

談笑していると、るぅとくんが来た。

る「みんな支度出来たそうです。あ、ジェルくん、莉犬が呼んでましたよ。あなたさん、僕と一緒に行きましょ」

「うん、わかった。ジェルくんばいばーい」

「あなたも俺の扱いひどない?」

いくらか沈みながらジェルくんが玄関へ向かう。それを見届けて、るぅとくんがこっちを振り返り、「行きましょうか。」と言った。

「ね、るぅとくん。私家政婦やっていく上で、聞きたいことがあるんだけど。」

る「え?あ、いいですよ、なんでも聞いてください」

快く了承してくれたから、遠慮なく聞く。

「みんなの好きな食べ物とか、こんなものが好きとか、これはダメとか、ある?」

うーんと少し悩んで、答えてくれた。

「アレルギーとかはみんな何にもないです。動物とか、食べ物とか、花粉とかも大丈夫ですよ。あ、でも、声使う仕事してるんで、加湿はしてください。食べ物は、まぁ、ここの食生活あんまりいいものではないので。皆忙しくて、なかなか・・・いつもコンビニで揃えるか、ピザとかを注文するとかです。」

「それはそれはー随分な食生活だねぇ」

「みんな、料理はできることには出来るんですけど、微妙な腕前で、あんまり自炊もしなくて。」

「あー、それで誰かが体調崩してなんならシェアハウスしちゃえと?」

え、なんで分かったんですか?とるぅとくん。
なんとなくだって、と答えた所で、莉犬くんが急かしてきて、私らはなーくんの運転する車に乗り込んだ。

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