よし、朝ごはんの片付け終わったし、今日は火曜日だし、ショッピングモールに買い物行ってくるかー!←主婦魂旺盛
今日は珍しく全員居る。
居るけど全員引きこもって部屋から出てこないんですけど?
一応なーくんに言ってから出かけよう。
トントンと階段をのぼる。
ジェルくんの部屋からは遠井さんの声がうっすら聞こえてくるし、ころちゃんに関しては防音が役割を果たさない程の発狂がガンガン響いてるんですけど。あ、なーくんと莉犬くんとさとみくんは一緒にゲームしてるみたい。るぅとくんは大人しくMIXでもしてるのかな。
||☆\“(・_・。)コンコン
な「はーい」
「私だけど、入って大丈夫?」
返事が来る前に、ドアはガチャっと勢いよく開いて、開けた莉犬くんが顔を輝かせた。
り「あなた!(๑´>᎑<)>᎑<`๑)ぎゅ〜❤」
「莉犬くん、よしよし(笑)」
な「どうしたの、あなた」
「買い物行ってくるから、言っておこうと思って。」
り「え、俺も行く!」
寂しそうな顔した莉犬くん破壊力半端ないんですけれど。
「ゲーム大丈夫なの?」
さ「今終わったとこだから」
「あ、さとみくん居たんだ」
さ「俺だけ扱いひどくない?」
な「じゃあ4人で行こうか!」
「はーい。ていうか、パジャマのまま買い物行くのはどうかと思うから、着替えてね?^^*」
ぎくっと肩を跳ね上がらせた3人を部屋に追い込んで、リビングで待つ。
5分後、降りてきた。
「・・・!?」
なになになんかキラキラオーラが溢れてるんだけど。こんなのがショッピングモールに居たら大変なことにならない?ねぇなるよね?
よし、別行動だ。
り「よし、あなた、行こ!」
「わかったわかった(笑)いってきまーす」
元気いっぱいの莉犬くんに連れられ、案外近くにあるショッピングモールに着いた。
「私は1階だけど、みんなはどうする?」
り「俺ゲーム見たい!」
さ「おれもゲーム買ってくるかなー」
な「俺はどうしようかな。どこでもいいよ」
「じゃあさとみくんと莉犬くんはゲームね。なーくん、買いすぎないように見張っといて」
な「わかった。あなた、気をつけてね」
「はーい、行ってらっしゃい。」
3人を見送ったあと、食品コーナーに向かう。
「(えっと、アルミホイルがなかったのと、ラップも無かったよね。そういえばクッキーの材料がなかったっけ。今日のおやつはチョコチップクッキーかなー。あぁそうだ、今日は鶏肉が安かったから夕飯唐揚げにしよっと。)」
お会計を済ませたあと、なーくんに連絡して、入り口に集合した。
「・・・なーくん、お疲れ様・・・」
満足気な顔をしたさとみくんと、疲れきった顔をしたなーくん、眠そうな莉犬くん。
り「早く帰ろー」
頑張れ、ここで寝ないでね、莉犬くん。
帰りますか。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。