数十秒後、全員が現実に戻ってきた。
混乱するみんなを置いて、私らは再びショッピングモールに行った。
この前のジェルくんを思い出して、苦笑した。
色々買って帰ると、みんなは片付けをしてくれていた
そらるさんに向かって微笑むと、
だけ行ってリビングに行ってしまう。
呆れ返った琴音に言われ、過去の行動と言動を振り返る。
準備が終わって、飾り付けが終わると、ピーンポーンとチャイムがなる。
インターホンを覗き込むと、なんか知らない人達が数人。
顔の近くにまふまふさんとそらるさんの顔が・・・!
そんなことには容赦なく、「あ、こいつら」と声をあげるそらるさん。
なーくんが出ていく。
目をキラキラさせてこっちを見てくる莉犬くん。
るぅとくんところちゃんが止めているものの、今にも食べそうな表情だ。
莉犬くんを見て、隣で琴音が微笑むのが分かる。
他の人には、ただ美少女が可憐に微笑んでいるだけのように見えるけど、そういえばと私は思い出す。
ちなみに、私も琴音も、英才教育を半ば無理やりやらされて、5つぐらい言葉を喋ることが出来る。
だから分からない様に、フランス語で喋りかけた。
ニコッと微笑みを深めながら、幸せな顔で聞いてくる。
手遅れだったか・・・
4人入ってくる。
1人女の人・・・ん?声が?
そう言って、くろさん(?)と赤い人を指さす。
賑やかというか中がよろしいと言いますか
まぁ、パーティしましょう!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!