第11話

学校再開
415
2018/08/26 06:29
柊翔さん達に相談した夜。俺は咲玖と電話で
話していた。
三浦友哉
え、マジで?
武満咲玖
『ああ、明日からはまだ生きて
いる生徒は他クラスにバラけて
授業に参加だって。』
三浦友哉
3クラスに生き残っている14人
が分かれるとなると…約5人か。
武満咲玖
『そういうことだ。けど、穂花
がミッションに従ったら12人に
なるから4人に分かれることに
なるよな。』
三浦友哉
誰が何処のクラスっていうのは
もう決まっているのか?
武満咲玖
『さぁ…自由じゃね?』
三浦友哉
学校はほんと馬鹿だな…
武満咲玖
『何でみんな死ぬのに学校に
行かないといけないんだw』
三浦友哉
…あ、何か今クラスグルの通知
が鳴ったから一旦切るぞ。
武満咲玖
『分かった、んじゃ。』
電話を切り、トークアプリを立ち上げてつい
さっき着信したメッセージを開く。
メッセージを送信したのは穂花だ。


穂花】すいません…
穂花】平次君と芹菜ちゃんに送りました…
三浦友哉
そういや、穂花って平次が嫌い
で、晋助のこと好きって聞いた
ことがあったな…
鈴菜】まぁ、しょうがないっしょ。
聡】生き残る為には犠牲が必要だし。
穂花】ありがとう…
一樹】そういえば、みんな知ってるか?
一樹】明日から生き残ってる生徒は学校って
遥香】あ!聞いた!
健斗】今、全員起きてるか?
鈴菜】起きてる人、返事してー!
聡】はい
一樹】起きてるぞ!
珠莉】はぃ(*゚▽゚)ノ
瑚子】起きてるよー
圭】なんだなんだ?
これは俺も送った方がいいか…
友哉】俺も起きてる。
鈴菜】真はもう寝た?w
瑚子】え、寝るには早過ぎない?
珠莉】さっき別れたばっかだよ
友哉】電話してみる。
一樹】お、サンキュー
トークから離れ、電話をかけると1分くらい
コールを続けやっと出た。
藍川真
『……友哉…何…』
三浦友哉
あ…
真の声は確実に寝起きの声だった。
三浦友哉
…寝ていたところを悪いんだけ
ど、クラスのグループを見て。
藍川真
『分かった〜……』
電話を切り、トークを開く。
真】寝てたんだけど
鈴菜】わ、それはごめんごめん
一樹】明日から学校だから分けようぜ
真】え、学校?
一樹】そう。
真】学校は馬鹿なの?
遥香】知らない知らないw
真】僕のは瑚子にたかけゆ
真】おやすみ〜
鈴菜】あらら、寝ちゃったねw
三浦友哉
打ち間違え多過ぎだろ…
瑚子】生き残ってるのは12人
瑚子】だから、4人ずつになるねー
鈴菜】みんな、誰と一緒がいいとかある?
圭】てか、男女同じ数だし2人2人で良くね?
珠莉】いいと思う!
穂花】珠莉ちゃん!一緒のクラスいいかな?
珠莉】いいよ!
一樹】じゃ、俺も友哉連れてそこ行くわ!
友哉】え
鈴菜】よし、じゃあそこはA組で
一樹】おう!
俺のクラス、ほぼ強制的に決められたな…
圭】じゃ、俺は聡と。
聡】お、いいぞ。
瑚子】そこに私と真、入っていい?
圭】うん。
鈴菜】じゃあ、そこがC組!
鈴菜】私、遥香、咲玖、健斗はD組ね!
遥香】∑d(`・д・´。)ок
咲玖】りょーかい
健斗】分かった
三浦友哉
……。
瑚子達、何で咲玖と一緒にしなかったんだ?
てっきり一緒になるって思っていたけど…
遥香】明日は誰に投票する?
鈴菜】順番的に咲玖だけど
咲玖】えー、もう1回やったし
鈴菜】じゃあ、私だね!
瑚子】OK、じゃおやすみ〜
俺はそこまで読むとトークを閉じた。
三浦友哉
学校か…ほんと、おかしい話
だろ…
そう呟くと、ベッドに行き明日に向けて寝る
ことにしたのだった…

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