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第1話

.❁プロローグ❁.
29
2019/05/22 15:32
この物語はフィクションです
実在する団体、人物とは一切関係ありません




プロローグ

私は今井華。
高校2年生。普通なハズだった。
私はバスケットボールの選抜メンバーに選ばれていた。
でも、中3の最後の大会前に足を骨折して腎盂損傷を起こした。練習試合の相手は私たちの標的にしていた東花街中。
いつもライバルであったがずるいプレイとひどいファウルで有名だった。
去年テクニカルファウルを食らった選手もいたそう。
私はその東花街中の6番に足を引っ掛けられリバウンドを取ろうとした時にボックスを踏んで怪我をした。

何もその選手達に恨みを持って人と話さなくなった訳では無い。
それからだ。



ある日チームメイトの無視が始まったのだ。

私のことに耳を傾けてくれず
私が怪我をしていても助けてくれなかったのだ。

結局それが最後の大会まで続いた。

私は涙を流すことさえできなかった

3年間の努力の結晶でさえも
仲間の無視によってどうでもよく思えた。
私はなんのためにバスケをして
仲間とコミュニケーションを取ってきたのか。

全てが水の泡だと悟った。

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