ジミンside
僕の名前はパクジミン。
僕にはずっと好きな人がいる
それはメンバーのジョングク。
年下だけど、何でも出来てみんなから
『黄金のマンネ』って呼ばれてる
僕はそこに惹かれたんじゃなくて、
たまになる真剣な顔付きに惚れてしまったんだ。
でも、1つ問題がある。
それは、僕もジョングガも【男】って
言うこと。こーゆーのってBL?って
言うんだっけ笑
でも、僕は恋愛感情としてジョングガが大好きなんだ
……ずっと片思いだけど。
ジミンside終わり
僕の方を見て首を傾げるグク
その姿も愛おしい
ファンのみんなからは僕らのことを
『グクミン』と呼んでおり、ガチなんじゃないかと思うarmyも沢山いる
(らしい)
ガチだったら良いのにな…
素っ気なく返して自分のスマホを触る
グク。
(最近スマホばっかり触ってるな…)
スマホを見てニヤけてるグクを見ると
少し寂しくなる。別に付き合ってる訳じゃないのにな。
~別の日~
今日はジョングガがVライブするから
終わったらジョングガの部屋に行こ。
…そして自分の気持ちを伝えよう
グクのVライブが終わったことを確認してグクの部屋に入る
ジョングガの部屋はいつ見ても片付いてるな…
もし、同じ事を考えていたらと思うと
胸の鼓動が速くなる。
ジョングガが好きだ、と言おうとした時カトクが鳴った。
知らない女の名前。
そして、メッセージの内容は
馴れ馴れしいメッセージ
僕の鼓動は絶望へと変わっていった
ジョングガが視線を外す
頼む。
彼女じゃありませんように。
すると、グクが照れるように言う。
僕は言いたくても言えないまま
ジョングガの方を見つめた。
その表情は僕も見たことがないくらい
幸せそうな表情だった。
僕が何も言わずにいると
少し早口になってしまった。
それは失恋した気持ちを誤魔化すため。
僕は知らずの内に涙が零れていた
ジョングガの顔を見ると、さらに
涙が溢れてくる。
僕の片思いなのに。
ジョングガは悪くないのに
勢いよく部屋の扉を開けて廊下に出た
すると、そこには
テヒョンがいた、、
その瞬間、抱きしめられた。
温かくていい匂い
今はそれしか考えられない
その体に包まれながら泣いた
続く
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。