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こうして俺と はに は付き合うことになった 。
別に 、好きになろうとしていた訳でもないし、
"碧優の代わり"
この言葉が1番ぴったりなのかもしれない 。
ーーー
それから別に会うこともなく 、
ただ家督をやり取りだけが続いた 。
ある日
いつものようにしゅあ達と溜まりながら
はに にメッセージを打ってると 、
しゅあが俺のスマホを覗き込んできた 。
俺は慌ててスマホを隠した 。
しゅあは慌てる俺を見て笑いながら肩を優しく叩いた。
そう言って俺はしゅあの背中を叩いた 。
俺を見てにこっと笑う 。
俺は俯きながらメッセージを打ち続けた 。
しゅあは持っていたスマホを落としてしまった 。
落としたスマホを撫でながら拾いあげる 。
まるで宝箱を見つけたような目で俺の顔を覗き込んだ。
がっかりしたようにスマホを見る しゅあ 。
少し照れくさそうに俯く自分 。
そう言って俺のスマホを奪い取った 。
しゅあからスマホを奪い返した時には 画面に
'送信しました' と表示されていた 。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。