第31話

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2021/05/20 06:35





次の日の夜、俺はいつもの溜まり場へと向かった。




バイクの音に気づいたのか、

着く前にもうしゅあがこっちを向いていた。






ジョシュア
ジョシュア
ちょる … 



しゅあが少し心配そうに近寄ってきた。




スンチョル
スンチョル
昨日はごめんな 、大丈夫だから!



安心させるようにしゅあにピースサインをだした。



ジョシュア
ジョシュア
……… だねっ!



そんな俺に安心したのかいつものように振る舞ってきた。




スンチョル
スンチョル
しゅあ! ちょっと走りに行かね?



自分のバイクをいじっていたしゅあに、

地面に置いてあったバイクの鍵を拾い上げて渡した。



ジョシュア
ジョシュア
お 、いいねぇ!



2人はそれぞれのバイクにまたがると、

爆音と共に走り出した。












プップププー !!




クラクションで遊んだり猛スピードで走ってみたり、

やりたい放題に走り回るのが楽しかった。



2人で走っているといつもはあまり通ることの無い、

住宅街に入り込んだ。





スンチョル
スンチョル
あ …



俺は思わずバイクを止めた。




ジョシュア
ジョシュア
あれ 、ちょるどした?



先に走っていたしゅあが遠くから不思議そうにこっちを見ている。



クリスマス間近の住宅街は、

競い合うようなイルミネーションでキラキラと輝いていた。




思わず見とれてしまう。




ジョシュア
ジョシュア
ちょるいつもこんなんに感動してたっけなぁ ~ っ!



そんな俺を見て、笑い声混じりのしゅあの声が聞こえてきた。




スンチョル
スンチョル
違うって! はにが好きなんだよ 、こうゆーの!
ジョシュア
ジョシュア
じゃあ連れてきてやれよぉ
スンチョル
スンチョル
そのつもりっ!!



そう言って俺はまたエンジンをかけ走り出した。























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