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第1話

shhhh.(靜)
12
2020/04/21 06:00





心の海に沈んで行ったあの言葉。


稚拙になってしまうほど、貴方が好きだった。


私の言葉をゆっくりと噛んで、そして優しく飲み込んで。


一縷の喜びも分かちあった。


あの4月の思い出。


波のように帰ってきた言葉に


飾をつけよう。


じゃなきゃ貴方に渡せない。


愛していたよ。


そう、これだけ。





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