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2020/12/25

第23話

守る
あなたside










麦さん達が住む官舎へ向かって車を走らせる。

官舎の入口で迎えてくれた2人。








志摩さんと豊くんを待つ間、伊吹さんと麦さんと3人。





伊吹「ハムちゃん、俺と住む?」

麦「え?」

伊吹「いや、ガマさんて人がいてね?
ちょーっとボケ来てるんだけど、元刑事だから安心だよ」

『いいと思いますよ』

伊吹「あ、もし良ければあなたちゃんも一緒に…」

『いやいやそれは申し訳ないので、大丈夫です笑』






ハムちゃんは少し悩んでる様子。


豊くん達のお荷物になってるんじゃないかって
そんなの誰も思っていないのに、、、








『まぁ、伊吹さんなら大丈夫だと思います。
…たまにあれですけど、』

伊吹「ちょ、あれって何?もー志摩みたいなこと言って!」

『あれです』

麦「ふふっ」

『笑ってくれた。
麦さんは笑顔の方が似合いますよ』








麦さんは一瞬驚いたようだったけど
私が抱き寄せると涙を流し始めた。

頭を撫でてあげる。





麦「ごめんねっ、」

『大丈夫。大丈夫ですよ』

麦「ううっ、はぁ、っ、、」











落ち着いてきたので、体を離して手を握った




『必ず麦さんを幸せにします。必ず、約束します』






そう伝えるとすごく嬉しそうに笑ってくれた。













伊吹「いやぁ、なんだか感動した」

志摩「何話したんだ?」

『私が、麦さんを、幸せに、、、』

志摩「…?」

『や、その、そういうあれじゃなくて…』

志摩「…あれ?」

伊吹「いやまあとにかくね?笑
俺らはハムちゃんと豊と隊長を守る。そして必ず、エトリを捕まえる。」

『はい!』






志摩さんにはちょっとだけ誤解させちゃったけど、笑

でも改めて麦さんと約束して、気持ちが引き締まった。








.

翌日




志摩「ちょっといいか?」

『はい、』





志摩さんに呼ばれ屋上へと向かう。


聞かされたのは蒲郡さんのお家にあった、不自然に曲がった歩行器の話。







志摩「俺はあの時、あれは人間の手で曲げられたものでは無いと思った。
だから協力して欲しい。こっちの線で調べてみないか?」

『もちろん、協力します!』

志摩「ありがとう
まずは、ここの店に行って欲しい」







指定されたのは、参考人の1人である男が経営する車屋。



志摩「明日休みだよな。こっそり行ってみてくれないか?」

『分かりました』

志摩「ただあそこは多分、捜査一課が張り込みしてる。
何か声をかけられたら、今の俺と同じように協力して欲しいと言ってくれ」

『はい!』








志摩さんから頼まれた仕事。
伊吹さんのためでもある仕事。

全力でフォロー取り組まなければ。








志摩「あ、でも一つだけ」

『はい、』

志摩「あなた強がりなんだから、無理すんなよ」

『つ、強がりって、』

志摩「本当は事件が怖かったりするんだろ」

『な、』

志摩「俺にはお見通し。
だから、そういう時はちゃんと教えて?俺でも、伊吹でもいい。
守るから。俺らがあなたのこと、必ず」

『…はい、』








守るって言われたの嬉しかったな、なんて事を考えながら屋上を後にした