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2021/03/10

第1話

私だけの秘密
私は誰にも関わりたく無い。静かに学校生活を送りたい。だから私はあの男が嫌いだ。あの男とは私のクラスメイトでいつもクラスの中心に居る、言わば陽キャだ
いつも大勢に囲まれて楽しそうに笑っている。
でも、私にとってはただただうるさいだけ。
それにあの男はとてもモテる。
顔もいい、頭もいい、運動神経もいい
性格もいいと来た。それはモテるだろと
私でも思う。そんな陽キャの塊の男が
最近私に話しかけてくる。
「何読んでるの」とか、
「一緒にカラオケ行こう」とか色々
話しかけてくる。正直、鬱陶しい。
(どうせ地味な私をからかいたいだけでしょう)
と思った私はことごとくその男の話も誘いも
無視をした。それでも男は諦めなかった。
(鬱陶し、早く諦めてよ)私は思った。
そんなある日の放課後私は教室に忘れ物をした
教室に取りに行くとそこにはあの男が居た。
(面倒さい人か居る)と身を潜めて男の様子を
見ていると、ある事に不思議を感じた。
"雰囲気が違う"そう私が不思議に思った
事はこの言葉がぴったりハマる。
私は何故かその男が気になり、気づいたら
男の目の前に居た。その男は一瞬目を見開き
驚いていた。でも、すぐにいつもの笑顔に
戻っていた。その笑顔を見ていると
自然と私の口は動いていた、
「無理して笑わないで」と自分でも驚いている
だってまさかこんな事言うなんて、、
でも、確かにさっきの雰囲気を見て今までの
この男の笑顔もさっき見た笑顔も全部私には
"無理して笑っている"にしか見えなかった。
男は少し黙り、そうして私にこう言った。
「何で分かるんだ。」とその言葉を聞いた瞬間
私は彼を抱きしめてしまっていた。
どうして、そんな事をしてしまったのか自分にも分からない。でも、私にも分かる事はある
今、彼はとても辛いと言う事。
彼がムリしていた事。
彼にも弱い部分があると言う事。
クラスメイトの前では自分を偽っていた事。
今、私の腕の中でふるえているのが
本当の彼だと言う事。
私にしつこく話しかけてきたのは落ち着く場所を無意識に探していた事。
そして、最後に分かった事は
そんな弱い部分を見せてくれた彼の事を
私は少しでも惹かれてしまっている事。
だけど、誰にも教えない。彼が偽っている事も
私が彼に惹かれている事も誰にも言わないし
彼にも私の気持ちは教えない。
この事は全部私だけの秘密にしよう。