第31話

夜を統べる吸血鬼
62
2019/06/01 09:06
あらすじ 

ザガロの暴走を防ぐべく、破壊神マリオ
が現れ、ザガロの暴走は無事に止まった。
そして、ザガロを庇ってブラウに殺された
アロエを、ザガロの僅かに残っていた力で
蘇生に成功した。

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アロエ「....にしても、ザガロ、その姿
どうしたんや?」

ザガロ「.....怒りや憎しみを感じてこうなった」

霊夢「かなり手強かったわよ...」

ザガロ「霊夢、悪かったな、あの時.....」

霊夢「別にいいわよ、元々ブラウが原因
みたいだし.......。」

ミカエラ「ブラウの奴、今度あったら
生きて帰さないからな.....。」

ルイージ「僕はそろそろ帰りますね、
君達人間達が喜びに満ちている感じ、
とても不愉快なので.....。」

アロエ「でもルイージ、あんたウチに
『仲間なら助けてやれ』って言うたな?」

ルイージ「.....は?」

アロエの言葉に、ルイージは目を細める。

魔理沙「しかも、私らを助けてくれたしな、
よほど仲間思いじゃないとできないんだぜ、
ああいうのはな?」

ルイージ「........。」

魔理沙が言うと、ルイージは黙って
次元空間に入り姿を消した。

魔理沙「…..素直じゃねーなぁ」

マリオ「.....ところでお前達に会わせたい
人物がいる。」

霊夢「私達に?」

マリオ「ああ、お前達が良く知っている
者達だ。少し多いがな。」

紫「幻想郷の人かしら?」

マリオはディメンションホールを
開き、とある人物を中から出した。

その正体は、紫のリボンを巻きつけた
白いナイトキャップのような帽子に
水色が混じった青い髪、真紅の瞳、
赤い線のレースがついた衣服にロングスカート
の少女、その隣には、金髪のサイドテール、
真紅の瞳、赤いリボンを巻いたナイトキャップを
被り、真っ赤な服と、青髪の少女より少し
スカートが短い少女、姉妹と思われる二人だった。

マリオ「此奴らであろう、お前達?」

???「えぇ、ありがとう。」

???「ここがダークネスギルドかぁ!」

霊夢「レミリア!?」

魔理沙「フランまで!」

早苗「じゃあ、その二人の後ろにいる
人達は......」

レミリア「えぇ、彼女達もいるわ。」

銀の髪と目、純白のエプロンをかけた青い
メイド服の女性と、月の飾りをつけた、
紫のナイトキャップに紫の長髪、
袖が長く、スカートが足の先が見えない
程長い服装の女性、赤髪の後頭部と背中に
悪魔の翼をつけた秘書の衣服の少女、
赤い髪と目に、星のついた緑の帽子を被り、
緑色のカンフー衣装の女性がいた。

マリオ「紅魔館の主、レミリア・スカーレット、
その妹、フランドール・スカーレット、
メイド長、十六夜咲夜、
門番の紅美鈴、
魔法使いのパチュリー・ノーレッジ、
その従者、小悪魔の以上だ。」

霊夢「皆、なんでここに?」

レミリア「貴方達だけじゃ心配だからよ、
それにブラウ・グランブルーが遂に
動き出したそうじゃない?」

フラン「魔理沙には、紅い霧の
異変で助けて貰ったから、だから
今度は私が助ける番だよ!」

咲夜「破壊神様を、我ら紅魔組が
全力で御守り致します。」

美鈴「さぁ、ブラウさんを懲らしめて
罪を償ってもらいましょう!」

パチュリー「.....総力戦よ。」

紫「貴方達......」

レミリア「霊夢、私と勝負して。」

霊夢「え?」

レミリア「私は、ここで修行を積んで
更なる力を付けた、だから、手合わせをお願い。」

レミリアの真剣な表情を見て、霊夢は
断る気はしなかった。

霊夢「....分かったわ、勝負よ!」

咲夜「では、私が審判を。」

霊夢「私だって新しい力を手にしてるんだからね」

咲夜「よーい、はじめ!」

レミリア「スペルカード発動!
神槍『スピア・ザ・グングニル』」

紅い槍を取り出し、霊夢を突き刺そうと
走り出す。それを霊夢はギリギリでかわす

霊夢「いきなりその技!?いいわ!
スペルカード発動!神技『神気楼爆炎弾』」

霊夢は避けた直後に火球をたくさん
投げて、レミリアはそれを軽く槍で防御する。

レミリア「新スペルカードも大したことない
わね、スペルカード発動!
紅珠『スカーレット・オーブ』」

レミリアが槍を手放すと、両手から
紅いオーブの波を霊夢に放つ。

霊夢「きゃあ!」

スカーレット・オーブは、全て霊夢に
命中し、霊夢は地面を転がる。

霊夢「.....レミリアが....ここまで強く.....。」

霊夢「だったら!本気で行くまで!
神化『夢想変化』」

霊夢は夢想変化し、金の巫女となり、
スペルカードを掲げる。

レミリア「.....?」

霊夢「スペルカード発動!
波動『博麗神殺破』」

霊夢は両手を前に出すと、虹色の弾幕が
飛び出し、レミリアに集中攻撃する。

レミリア「ぐっ....これが夢想変化の力....しかも、
また新スペルカードだなんて!」

霊夢「スペルカード発動!
極みの霊符『夢想封印・極』」

ザガロ「一気に決める気か!」

早苗「博麗神殺破であれだけの
ダメージを与えた、これで勝てます!」

パチュリー「......果たしてそうかしら?」

レミリア「スペルカード発動!
呪符『ザ・サドンデスカウンター・グングニル』」

スピア・ザ・グングニルとは違い、
黒く、不気味なオーラを出している槍を
手に取り、霊夢の胸に突き刺した。

霊夢「ガッ........!?」

グングニルが刺さり、地面に墜落して
そのまま意識を失った。

咲夜「そこまで、勝者、レミリアお嬢様。」

霊夢「......そ、そんな.......」

魔理沙「レミリアが…霊夢に勝った!?」

あまりの大番狂わせに、周りは驚きを
隠せないでいた。

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一方

ルイージ「.........クッ!!」

ルイージは、悔しそうに壁を何度も殴り、
両手が出血し出した。

ルイージ「.....僕は.....何であんな事を
言ってしまったんだ!人間という下等生物に!」

両手の痛みを全く気にしなく、
そのかわり、ルイージの後悔が激しく、
容赦なく襲いかかっていた。


続く

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