第48話

ザガロとブラウ
73
2019/12/07 15:21
あらすじ

ついにブラウを追い詰めた霊夢達。しかし、
ブラウが取り込んだホーリーダイヤモンドが
覚醒し、巨大な蛇帝神へと姿を変えた。
霊夢達も変身し、ブラウとの決着を
付けにいくのだった。

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ブラウ『世界創造の時だ‼️』

マリオ『貴様の思い通りにはさせぬ!』

ルイージ『僕らがデモエナを守りますよ!』

ザガロ『今度こそ終わりだ!』

ミカエラ「死符『デッドリーオリジン』」

紫「生符『生命氷結波』」

マリオ『ハァァァァァァァ‼️』

ルイージ『ウォォォォォォォォ‼️』

ブラウ『無駄無駄無駄無駄無駄ァァァ❗️』

マリオ達の攻撃と、ブラウの攻撃が激しく
ぶつかり合い、キラエナ中に凄まじい衝撃
が起こった。住人達も吹き飛ばされないように
踏ん張っている。

リン「歪符『アローブレイク』」

ミケルス「猛毒『インパクトフォール』」

レナード「嵐符『タイフーンショット』」

ブラウ『ぐぅぅぅぅぅぅ』

リン達の弾幕を喰らって、ブラウは怯んで
動きを止めた。そこを魔理沙達が攻撃をする。

魔理沙「究極大魔砲
『アルティメットシャイニングスパーク』」

妖夢「真剣『一閃桜吹雪』」

ブラウ『ぐぁぁぁぁぁぁぁ‼️』

卓郎「氷獄『ブリザードバースト』」

アレックス「業火『ヘルファイヤープレス』」

アロエ「大地『グラウンドホールド』」

ミケルス「毒符『マッドベノムブレイク』」

ブラウ『ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼️何故だ、
何故私が押されている!?』

霊夢「決まってるでしょ!皆で戦ってるからよ、
一人のあんたにはわからないでしょうね?」

ブラウ『ひ、一人......?』

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ブラウ『お母様、死んじゃ嫌だよ!』

母『ごめんなさいね、ブラウ、折角ザガロ
が生まれて、4人で仲良く暮らしていこうと
思ったのに、病弱な母で......。』

ピーーーーーーーーッ

父『ブラウ、父さんも同じ気持ちだ、だが、
母さんを苦しめる事になる。そんな悲しい
顔をしてしまっては......大丈夫、これからは
三人で力を合わせて生きていこう!』

ブラウ『......うん、僕達は強く生きていこう、
ザガロ❗️』

赤ん坊のザガロ『あー、あー!』

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ブラウ『......そんな、お父様まで.....!』

ザガロ『お父さん.....!』

医者『御坊ちゃま方、お気を確かに!』

ブラウ『.....とうとう、お前一人になって
しまったね.....大丈夫、お前は、僕が守る
から......ずっと、ずっと、一緒だからね?』

ザガロ『うん、お兄ちゃん!』

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祖母『あーあ、やっとスッキリした。』

ブラウ『......?』

祖母『やっとあのクソアマがくたばった、
前々から不愉快だったのよね、男なんか産んでさ、しかも二人、あーやだ。』

ブラウ『......!?』

祖母『なーんで女の子を産まないのかしら、
男なんかでキラエナを跡継ぎできるの?』

ブラウ『.........。』

祖母『なんとか言えよ、クソガキ‼️』

ドゴォ

ブラウ『がはっ!?』

祖母『男のあんたなんか生まれてこなければ
良かったのに!』

ブラウ『い、いたい、やめてよ❗️』

私はそこから祖母から卑劣な虐待を受ける
ようになった。原因は私が男だからと。

ザガロ『お婆ちゃん、遊びたいよー』

祖母『うるさい!』

バチッ

ザガロ『うわあああああん❗️』

ザガロは祖母に叩かれて泣いた。私の最愛の
可愛い弟が、何故?

祖母『あーもう、うるさい、あんたらみたいな
無能なガキは殺してやる!』

ザガロ『いやだぁ!』

ドスッ

祖母はザガロにナイフを突き立てられ、刺された。
その後、医療室に運ばれたものの、回復は絶望的
であった。私は必死にザガロの名を呼んだ。

祖母『ブラウ、あんたね、余計な事をして!』

ブラウ『自分の孫をなんとも思わないの!?』

祖母『思うわよ、女の子ならね?』

ブラウ『ふざけるな!』

ドスッ

私は祖母を殺した。その後、ザガロは意識を
取り戻した。もう、こんな事がないように自分が
ザガロを守ると決めていた。


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ザガロ『兄さん、行ってきます!』

ブラウ『ああ、気をつけるんだぞ!』

少年『あ、おはよーザガロ!』

少女「ザガロー!」

ザガロ『おはよー❗️』

ブラウ『......。(私といるより楽しそうだな...
なんで?どうして?私はお前だけを愛していた
のに、そうか、ザガロもいつか結婚して、
私から離れてしまうのだな....そんな事は
絶対に認めない!ザガロが離れたら私は孤独
になってしまう、一人になってしまう!)』

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ブラウ『黙れ黙れ黙れぇぇぇぇぇぇ‼️』

ドォォォォォォォォォォォォォン‼️

皆「うわぁぁぁぁ❗️」

ブラウ『閃光『シャイニングバースト』』

ブラウの口から光のレーザーが放たれ、
皆が吹き飛ばされた。住人達も巻き込んで。

霊夢「何が正義よ!思いっきり人を巻き込んで
るじゃない‼️」

ブラウ『うるさい、勝てば正義なのだ!』

ルイージ『感染『ザ・インフェクション』』

ブラウ『聖符『ホーリーアロー』』

光の矢がルイージの触手を破壊した。

ルイージ『がはっ!』

ザガロ『爆炎『エクスプロージョン・ノヴァ』』

ブラウ『超符『レゾナンス・ノヴァ』』

ドォォォォォン

ザガロとブラウの巨大な七色の玉が
激突し、大爆発が起きるがお互い無傷であった。

ゼルダ「知恵『ソロモンマジック』」

パルテナ「光符『フェザーオブハート』」

ゼルダは黄色の魔方陣から、パルテナは
杖から弾幕を放出するが、

ブラウ『正義『ジャスティスペイン』』

パルテナ、ゼルダ「きゃぁぁぁぁぁ」

ブラウが青い炎を吐き、パルテナ達を
弾幕ごと焼き尽くした。

ブラウ『今度こそが本当に最期だ‼️
超越閃烈奥義
『ジーニアス・ブレイカー・ファースト』』

ブラウがそう叫ぶと、巨大な魔方陣が、
右、左、上にそれぞれ現れ、そこから巨大な
極太の七色のレーザーが放たれた。

マリオ『こいつらは死なせぬ‼️
暗黒大闇奥義
『インフェルノ・ブレイカー・エクリプス』』

マリオも皆を守るように、右と左に半分ずつ、
炎と氷と、全身に闇のオーラを纏い、ブラウの
ジーニアス・ブレイカー・ファーストに
突っ込んで行く。すると、レーザーがマリオに
邪魔され、後ろの方霊夢達まで届かないように
なっている。マリオは少しずつレーザーを
押し退けながらブラウに突っ込んでいく。

ルイージ『兄さん、水臭いです。』

ザガロ『俺達は三強神だろ?』

二人はそう言ってマリオを押すように
技を繰り出す。

ルイージ『真・暗黒大魔砲
『マインドナイトメアスパーク』』

ザガロ『爆炎『エクスプロージョン・ノヴァ』』

ルイージの極太の黒いマスタースパークと、
ザガロのエクスプロージョン・ノヴァに押され、
マリオは更に加速がつく。

パルテナ「鏡符『ミラーコートキャノン』」

ゼルダ「聖符『セイントホーリーストリーム』」

レイ「魔獣『ビーストスティンガースパイラル』」

三人も後押しするように、弾幕を撃つ。そして
ついに、マリオはブラウのレーザーを突破し、
ブラウに強力な体当たりを成功させた。

ブラウ『ぐ、がぁ、ウォォォォ‼️何故
私が、私がぁぁぁぁぁぁ‼️』

霊夢「言ったでしょ、皆で戦っているから
ってね.......貴方、何故ザガロに拒絶されたか
解ってないわよね?」

ブラウ『.......はっ!?』

霊夢「ザガロが好きなら、まずザガロの
気持ちを考えるべきでしょ!ザガロは
純粋な子だったのよ!それをあんたが
汚してるのが解らないの!?」

ブラウ『.....違う、違う、私は.....』

霊夢「幻想符『博麗奥義・夢想封印』」

ブラウ『グァァァァァァァァァァァァァァ‼️‼️』

ドォォォォォォォォォォォン‼️

そう一喝し、巨大な陰陽玉をブラウに向かって
投げつけた。それがブラウにぶつかると、大爆発
が起き、ブラウは地面を抉れながら吹き飛び、
城に向かって激突した。

ーーーーーーーーーーーーーー

ブラウ「......うぅ」

その後、変身した者達は全員元に戻り、
ブラウの元へ集まり、囲んだ。

マリオ「弟を愛するのは過ちではない、
我も同じだからな、だが、そんな接し方
では好かれぬも道理。」

ブラウ「......私が、間違っていると言うのか‼️」

ザガロ「ああ、間違ってんだよ‼️」

ブラウ「‼️」

ザガロに怒鳴られ、怖気付くブラウは、
下を向いて沈黙する。

ザガロ「自分の気持ちばっか押し付けて、
俺が他の奴と話してるとそいつに嫉妬して
始末したり、俺が貰った物を勝手に捨てたり
壊したり!後、無理矢理真実を捻じ曲げて間違った
正義を貫いたり、父さんと母さんはそれを
望んでいたのか!?違うだろ、人を思いやる
気持ちが全くねぇんだよ、アンタは!
人と人を結びつけ、共に支え合うのが、
本当の正義ってもんだろうが‼️」

ブラウ「........ザガロ。」

ザガロ「でもなぁ、」

ここまで言うと、ザガロの目から涙が
流れて、ザガロはブラウに強く抱きついた。

ブラウ「!」

ザガロ「......俺の為にいろんなことしてくれて、
ありがとうな.........❗️」

ブラウ「!!」

ブラウも泣き出し、ザガロの背中を優しく
撫で、謝罪する。

ブラウ「.....すまなかった......お前がいなくて
寂しくて.......神という立場を悪用し、自分の
勝手な正義を、私は押し付けていただけだった!」

ザガロ「.......解ってくれて、ありがと」

ブラウ「.....あぁ」

早苗「よかった、これで、」

霊夢「大異変解決ね!」

すると、ブラウは空高く舞い上がり、

ブラウ「皆の者、これからは、キラエナと
デモエナは対等に、力をあわせてお互い
本当の正しい世界を創っていこうではないか‼️」

住人達「おおおおおおおおおおおお‼️」

住人達も素直に受け入れ、これからは
光と闇、共に仲良くしていこうと決意した。

紫「さあ、宴会するわよ!」

魔理沙「よっ、待ってました!」

霊夢「ブラウ、あんたも参加しなさい!
罰として、今回はキラエナとデモエナ、共同
で行うわよ‼️」

ブラウ「えん...かい....とな?」

ザガロ「いいからやろうぜ、『兄さん』❗️」

ブラウ「......!?......ああ‼️」

???「失望しましたよ、ブラウ様」

皆「!!」


続く

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