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ちょうどお昼時で賑わう食堂




昨日の選択授業で会ったウォヌさんの話をしてみれば


そんなにかと思うほど

驚いた表情で箸を止めた友達のソア

ぷんぷんとお怒りモードな彼女に少し頬が緩む



ソアは私と正反対


小柄で華奢でふわふわしてて
いかにも女の子っていう感じの雰囲気





それに対して私は身長は高い方だし、

落ち着いているといえば聞こえはいいけど
ただ人と沢山話すのが苦手なだけ



無論ソアみたいに可愛いという雰囲気ではない

突然降ってきた声の方を見ると同じ学科のミンギュがお盆を持って立っていた



そして、その隣に立っているのは

あまり見覚えのない綺麗な顔をした男の子

挨拶をしながら各々席に着く





お人形さんみたいなくりくりの目

睫毛も長いしほんとすごく綺麗なお顔の子だなぁ





ぼんやりと隣に腰かけたハンソルくんを見ていると目の前に何かが横切った

ミンギュの大きな手が私とハンソルくんの間を割く



なんだかちょっと不服そうな顔

なんでミンギュがそんな顔するんだ

和気あいあいと食事をすませて


次の授業があるからとハンソルくんは先に席を立った

時計を確認するなり勢いよく出口に駆け出したソアを見送って私も席を立つ

お盆を返して、食堂を出た


次の授業はたしか選択Aだからこの先か







講義室へと続く廊下をすたすた歩いていると


突然後ろから手首を掴まれて立ち止まる

ぎゅうと握られた手首



そのままぐっと引っ張られて距離を詰められる



心臓の音が伝わりそうな程、近い

しん…と静まり返った廊下には

私たちふたりだけ




彼はそっと私の耳元に顔を寄せた

何故、そんなにも君は

( 私の心を掻き乱すの )








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