第21話

やっぱり私は
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2022/03/29 14:02
「行こう」
水瀬は息を飲む。
「ど、どこへ…」
湯崎は落ち着いた様子で言った。
「職員室だよ。他の先生に相談しよう。」
そう言って2人で職員室で先生に声をかけた。
湯崎の適切な判断により、水瀬は補習を受けずに済んだ。担任がどうなるのかはまだ分からないが…
「ごめんね湯崎くん。ありがとう。」
湯崎はにこりと笑った。
「前からあの先生、ちょっとアレだったし…水瀬さん怖かったよね。」
そう言いながら水瀬の頭を撫でた。水瀬は自分の顔が赤面していることに気が付いた。
(幸せ…)
その後2人は一緒に湯崎の家に向かった。部屋まで案内され、水瀬は座った。湯崎も急にソワソワとした様子で座る。
「もう…しちゃう?」
湯崎の発言に水瀬は驚く。
(積極的だな…でもそういうところが…)
そんなことを考えながら水瀬は頷く。
その様子を見て湯崎が言う。
「分かった。じゃあ僕が水瀬さんにするね?」
心臓が高鳴る。最初はただの授業の一環だと思っていたのに…。
湯崎は水瀬の返事を待たずに自分の唇を水瀬のものと重ねる。同時に水瀬の頭を撫でる。
(湯崎くんの手…大きい…)
湯崎の舌が水瀬の唇から入り込む。ねっとりとしたお互いの唾液が絡み合う。
「ん…」
水瀬は思わず声が出る。湯崎は唇を外すとにっこりと笑顔を浮かべ、耳元で「我慢しなくていいよ」と囁く。水瀬の身体が震えた。
湯崎は水瀬のワイシャツのボタンを外し、ブラホックに手をかける。
「お洒落なの付けてるね」
水瀬は嬉しかった。これはこの日のために買ったものだった。
「あっ…ありがとう」
くすっと笑みを零しながら湯崎はブラホックを外し、水瀬の乳房を舌で優しく包み込む。口の中で舌を動かしながら、ときどき水瀬の方を見上げる。
「ん…っそこ気持ちいい…」
「よかったっ」
湯崎は水瀬のスカートの中に手を入れる。水瀬の下着に触れた後、水瀬に言う。
「そんなに気持ち良かった?」
水瀬は濡れていた。湯崎が濡れていることをオブラートに包んで表現してくれていることに水瀬は嬉しさが止まらなかった。
「うん…だから…」

「もっと…欲しいよ」
水瀬は自分から湯崎にキスをする。少し積極的にいきすぎただろうか。湯崎は優しく受け入れ、水瀬の中に指を入れる。くちゅくちゅといやらしい音が部屋に響く。
(…っイきそう)
「湯崎くん…私イきそう…」
「んふふ、ゆっくりで良いからね」
水瀬は思う。
(私の知らない笑い方…湯崎くん可愛いなぁ)
湯崎の指が先程よりも激しくなる。
「あっ…んんっ」
全身がゾクゾクと震える。
「あっ…」
水瀬はついに…イった。その様子を見て湯崎は言った。
「水瀬さん…やったね。」
そう言って水瀬の頬っぺにキスしてくれた。水瀬はほっとしながら頷く。不意に下に目線を向けたとき、水瀬は気が付く。
「湯崎くんも…気持ち良くなる…?」
湯崎は思いもよらない水瀬の言葉に湯崎は一瞬目を丸くしたが、頷いた。その反応に水瀬は両手を広げた。
「おいで…?」

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