嶺亜side
校長「…始業式を始めます」
始業式始まってた
てかなんで女子は真面目に座って聞いてるの?
始業式とか遊び場だろww
先生「今年度生徒会長の挨拶 櫻宮 お願い」
??「はい」
え、今年度生徒会長???
は??さっきの人じゃん!
マジかよww 生徒会長助けたのかよ俺ww
櫻宮「今年度生徒会長の櫻宮あなたです。」
ザワザワ
男生徒「マジ可愛い〜!」
男生徒「彼女にしてーわ!ww」
男生徒「B組だろ?毎日行こーぜww」
そりゃ可愛いから、男子は皆ザワザワしてて
櫻宮は困ってる
櫻宮「…」
先生「静かにしなさい!」
︎︎ザワザワ
櫻宮「静粛に!!!!」
シーン
男生徒「怖っww」
ザワザワ
一瞬静かにしたけどまた喋り出す
あ〜あ〜あ〜、また泣いちゃうじゃん。
今野「うるさいなぁ〜可哀想」
本髙「嶺亜、言ってあげたら?笑」
『静かにしろ!!!』
菅田「本当に言うんだ…[小声]」
櫻宮「…!?」
櫻宮「えっと、では、新しい校則の説明をします」
校則?何それ。
櫻宮「1、廊下は走らない
2、恋愛禁止?
3、廊下は90度ターン?
4、すれ違ったらごきげんよう
5、以下のものを守れなければ…退学
だそうです!守ってください!」
『なんで疑問形なんだよ[小声]』
櫻宮「これで始業式を終わります、静粛に教室に帰りましょう」
なーんかよくわかんねぇけど。
ま、いっか!
『てかお前ら何組なんだよ笑』
大光「全員B組でッす☆」
矢花「なにそれwww」
ガラガラ
『あ、生徒会長』
櫻宮「先程はどうも。」
『え、俺なんかしたっけ?』
櫻宮「あなたのおかげで会場が静粛に収まりました」
『あ〜、良くんわかんねえけど、ちっす!』
櫻宮「は、はぁ、」
菅田「やっぱ生で見ると可愛いよな。」
本髙「校則とか…俺らも守るの?」
『当たり前だろ。この学校の生徒なんだから』
今野「珍しく嶺亜が真面目。どうしたの?w」
『どうもしねーよ笑』
櫻宮が教室の前に立った。え?
櫻宮「初めまして、生徒会長の櫻宮あなたです。」
櫻宮「皆さん、1年間どうぞよろしくお願いします」
女生徒「やっぱあなたは学校の華だよね!」
女生徒「本当憧れる!」
男生徒「マジ可愛い」
男生徒「お前告白してこいよ」
男生徒「嫌だよww」
『…そういえばなんで合併したんだろう』
大光「あ、俺知ってる。」
『なに?』
大光「校長が男だらけの学校に飽きたらしいよ。
癒しが必要らしい。
だから1部の女子の間でセクハラしないか
怖がってるらしい」
女生徒「それ本当!?」
大光「あぁ。」
『やっぱ俺らの校長ただのクソじじいじゃん』
本髙「まぁまぁ、ここはお嬢様高校なんだから
お坊ちゃまっぽい言葉使いにしたら?」
『無理無理無理無理。そんなん出来ねーよ。』
櫻宮「……」
女生徒「あなた、大丈夫?」
櫻宮「え、何が?」
女生徒「この学校で1番可愛いのはあなただよ!
先生達にセクハラ…とか…」
櫻宮「大丈夫だよ。心配ない。」
女生徒「そう?なら…いいけど」
『……セクハラ か…』
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!