嶺亜side
はぁ、ダル。
さっき授業終わって6人で廊下走ってたら…
先公「こら!廊下は走らない!」
先公「教室からやり直してこい!」
って言われて…6人で走って教室に戻ったの←
教室入ろうとしたら…
「好きだ。俺と付き合え!」
『はぁ?強引な[小声]』
大光「嶺亜見ろよ、あれあなたちゃん」
『!?!?!?!?!?』
菅田「驚きすぎ笑」
『はぁ?何あの男。ムカつく。』
今野「止めてくれば?俺ら見てるよ。」
『いや、もうちょっと見と「痛っ!」え?』
見てるこっちも辛いわ…
櫻宮「離してください!!!」
男生徒「じゃあ俺と付き合え。 」
櫻宮「……」
正義のヒーロー、助けてあげましょうか。
『は・な・せ』
櫻宮「…!?!? 泣」
男生徒「っ…!!! すいやせんでした!」
ドタバタ ドタバタ
馬鹿じゃねーの。
謝るぐらいなら最初からするなっつーの。
櫻宮「あの…ごめんなさい」
『全然、大丈夫?怪我してない?』
櫻宮「はい…本当にありがとうございます」
『…今思ってること当てようか?』
櫻宮「…え?」
『この人何者…?いっつも現れる… でしょ?』
櫻宮「え!?なんで!?!?」
『図星か』
櫻宮「あっ、、」
『ははw 天然ちゃんw』
櫻宮「天然じゃありませんよ!!!
凄いですよね…毎回現れる。スーパーヒーロー」
『…//////』
櫻宮「顔赤いですよ?熱ですか?」
『無自覚…』
櫻宮「あの、本当にありがとうございました」
『てかなんもされてない?』
櫻宮「ちょっと腕が痛いです…」
『え、ちょっと見せて』
櫻宮「ん、///」
え、ちょ、恥ずかしいんだけど、
『あ〜、ちょっと腫れてる』
櫻宮「そうですか…」
『湿布貼るから俺ん家来て。』
櫻宮「え……?」
『いいから、着いてきて!』
櫻宮「う、うん…」
俺ん家着いちゃった…
マジ緊張する…
『入って!』
櫻宮「うん…」
『そこに座ってて』
櫻宮「うん」
『…あった』
櫻宮「嶺亜くん家綺麗だね。」
『そうかな?笑』
櫻宮「うん。男の子とは思えないぐらい。」
『それはないって笑 今貼るからじっとしててね』
櫻宮「はい。」
俺は櫻宮さんの腕に湿布を貼った
『よしっ、OK!』
櫻宮「嶺亜くん、本当にありがとう!」
『全然。夜遅いから気をつけて帰ってね。』
櫻宮「うん、バイバイ!」
俺がこの時、家まで送っていけば、、
何か変わったかな?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!